オーストラリアの音楽シーンで、電子音楽の存在感がさらに強まっているようです。英紙ガーディアン・オーストラリアによると、DJ・プロデューサーのDom DollaさんがメルボルンのMarvel Stadiumで行った公演は、約6万人を集め、国内のソロEDMアーティストによる公演としては過去最大規模になったと報じられています。
今回の話題は、単に「大きなライブがあった」というだけではありません。これまでスタジアム級の集客はロックやポップの大型来日・世界ツアーが中心という印象がありましたが、電子音楽の公演でもそれだけの観客を動かせることが示された形です。報道では、この公演がオーストラリアにおけるEDM人気の広がりを象徴する出来事として紹介されています。
Dom Dollaさんはメルボルン出身のアーティストとして知られ、近年はクラブやフェスの枠を超えて知名度を高めてきました。スタジアムという大規模会場で単独名義の公演を成立させたことは、アーティスト個人の勢いだけでなく、観客側の音楽の楽しみ方が変わってきていることも示しているとみられます。ダンスミュージックは、深夜のクラブカルチャーに限らず、幅広い年齢層が参加する大型イベントとして定着しつつあるようです。
パース在住の日本人にとっても、この流れは無関係ではありません。西オーストラリア州ではPerth Festivalや各種野外イベント、クラブ公演などを通じて電子音楽に触れる機会がありますが、東海岸で起きた大規模公演の成功は、今後の全国ツアーやフェスの編成にも影響する可能性があります。人気DJやダンス系アーティストのオーストラリア公演が増えれば、パース公演の実現や、西豪州を含む巡回日程への期待も高まりそうです。
また、これからパースへ来る人にとっては、オーストラリアの音楽文化が想像以上に多様であることを知る材料にもなります。ライブ文化というとバンドやシンガー中心のイメージを持つ人もいますが、近年は電子音楽が大規模会場でも成立するジャンルとして存在感を増しています。都市によってイベントの特色は異なるものの、メルボルンやシドニーだけでなく、各地で音楽体験の選択肢が広がっていることは注目点です。
現時点では、今回の記録的公演を受けて具体的にどの都市へ波及するかはまだはっきりしていません。ただ、単独ソースの報道ベースでも、オーストラリア国内でEDMが主流の一角を占めるようになっている流れはうかがえます。今後、フェスや大規模公演のラインアップを見る際には、DJや電子音楽アーティストの扱いがさらに大きくなるかもしれません。
パースでも大型イベント情報は発表時期が直前になりやすいため、興味のある人は会場や主催者の告知を早めに確認しておくとよさそうです。今回のメルボルン公演は、オーストラリアのライブ市場で何が支持されているのかを示す、ひとつの分かりやすい例として受け止められそうです。
※豪州でEDM公演が新記録は、現時点で確認できる1件の情報源をもとに整理しています。続報や公式発表で内容が変わる場合があります。