駄犬 クロ
このとぼけた顔をしたクロ君が我が家のガードマンです.母親はピュアーな
ラブラドールで、ケルピーの父親との間に生まれた雑種と言うことになります.
飼い主もDUKEなぞと自称してエバッテいますが、はっきり言って立派な
雑種日本人です。
DUKE一家が1988年にパースに移り住んですぐに、生後3ヶ月で貰われ
てやってきました。子犬のときは泣き虫で、夜泣きが激しく、周囲のお宅から
ブラックメールを頂いたこともありました.生後7ヶ月のときに不注意にも
道路に飛び出し、車にはねられる事故もありました。
このとき、獣医は、骨折した後ろの右足はちょんぎるのが一番安上がりで、
本人(本犬)も楽でしょうと言うのです.でも時間と費用はかかっても、4本足
のほうが良かろうとギブスの治療をお願いしました.
パースは治安の良い町ですが、日本人家庭で、結構こそ泥被害にあって
いる話を耳にいたします.クロは飼い主のオヤジに似てあまり賢くはありま
せんが、番犬としては優秀でこの14年間、DUKE家の安全を年中無休、
24時間勤務体制で守ってくれております.
寄る年波には勝てず、最近顎の周りに白いものが目立つようですが、
いまだに食欲は衰えず、元気に走り回って、庭にいくつもの大穴も開けて
くれます.馬鹿は年をとらないとも言います.
クロ君、ずっと馬鹿でいいから長生きしておくれ.
2001/03/10