血栓症不安で高齢者を中心に接種取消相次ぐ
アストラゼネカ・ワクチン接種後に3人が血栓症を発症し、1人が死亡したことで豪医薬品管理局(TGA)が、ワクチンと血栓症の間の因果関係が濃厚と発表し、専門家パネルが、「50歳未満にはアストラゼネカ・ワクチンを避けるように」と発表したことで、国民の間に動揺が広がっており、大勢の高齢者が接種予約を取り消している。
4月19日、国民の間の動揺を懸念するグラディ...
モリソン連邦首相、mRNAワクチン研究支援発言
スコット・モリソン連邦首相は、現在と将来のパンデミックと闘うため、次世代ワクチンと呼ばれるmRNAタイプのワクチンの国内研究開発を政府が支援する考えを明らかにした。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
コロナウイルス・ワクチン研究開発を短時日のうちに成し遂げたmRNA技術は、多くの人命を救うことになり、また、突然変異に...
州の大規模ワクチン接種センター3箇所も開所に
VIC州政府は、これまで連邦政府のコロナウイルス・ワクチン接種プログラムの対象だった住民に向けて大規模なワクチン接種ハブ(センター)3箇所を開所することになった。
また、アストラゼネカ・ワクチン接種は50歳以上を対象にする他、希望者は50歳未満でもリスク説明の上で接種することになっている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
接種実施所は連邦政府運...
アディナ・アパートメント・ホテルで7人同タイプ陽性
4月18日付ABC放送(電子版)は、シドニー市内の隔離ホテルに滞在している7人がコロナウイルス検査で陽性と判定されたことを伝えている。
アディナ・アパートメント・ホテル・タウン・ホールにホテル隔離中の1家族の3人は、隣り合った客室の1家族4人から感染したことが突き止められており、7人はすべて同じタイプのウイルス株だった。
そのため、この2家...
段階的国境閉鎖緩和に向けて連邦首相案
4月16日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、スコット・モリソン連邦首相の「国境閉鎖を大きく緩和する前の段階として葬儀やビジネスなど重要な用件での海外渡航を認める」という案を報道した。
その案の一環として、「海外渡航からの帰国後は経費の大きいホテル隔離ではなく自宅隔離を認める」ということも含まれている。
パースのラジオ放送局6PRに出...
提訴受けて国連人権理事会が勧告
4月16日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、国際連合(UN)人権理事会が、「オーストラリア政府は、帰国を希望しながら海外に取り残されているオーストラリア国民を帰国させるように計らう義務がある」と決定したことを伝えている。
海外に取り残されているオーストラリア国民の帰国を支援するグループ、「Free and Open Australia」の訴...
留学生受け入れの大学機関が隔離制度に意見
国内のコロナウイルスがほぼ根絶され、海外留学生の大学復帰が現実の見通しになってきているが、海外留学生受け入れ機関は、「QLD州は留学生の大学復帰に最適な条件にあるが、州政府は、入国留学生をブリスベン西部の隔離施設に収容するという案にこだわり過ぎている。代替案を出すべきだ」との意見を挙げている。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた...
豪医薬品管理局(TGA)が発表
NSW州中部海岸地域の女性(48)がアストラゼネカ・ワクチン接種後に血栓症を発症し、病院で死亡した事故を調べていた豪医薬品管理局(TGA)は、「患者の血栓症はアストラゼネカ・ワクチンを原因としている可能性が大きい」と発表した。ただし、TGAは検視解剖報告を待っており、確定はしていない。
ABC放送(電子版)が伝えた。
TGAは、「これまでに88万5,000人に...
モリソン連邦首相のワクチン・パスポート案再燃
4月15日、スコット・モリソン連邦首相は、「コロナウイルス・ワクチン接種済みの国民は海外渡航も帰国も高経費の14日間ホテル隔離を免除すべき」と語った。
ABC放送(電子版)が伝えた。
モリソン首相は、「ワクチン接種済み国民は、ビジネス、医療、重要な家族の用事、葬儀など重要な理由でなら海外渡航も認めるべきだ。ワクチン接種済みの国民は、ホテル隔離は免...
これまでのコロナウイルス・ワクチン計画ご破算
コロナウイルス・ワクチン接種作業は様々な要因が発生して難航しており、連邦政府は遂にこれまでの計画表をご破算にしてC案を採用、州・準州政府に大幅に一任し、大規模接種センター設立の可能性を探っている。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
また、高齢者・障害者施設職員の接種は州立病院をハブとして利用することになる可能性も出てき...