時流に遅れる連邦政策と電力企業
アメリカではソーラー・パネルを取り付けて送配電網に売電している世帯に対して送配電網使用料を徴収する電力会社もある。一方、オーストラリアでは、ソーラー・パネルを送配電網から切り離そうとする電力会社も報道されている。
電力会社は、10年ほど前に繰り返し起きた真夏日のクーラーの集中運転で電圧が下がったり、停電した経験から、将来の需要増を見込み、変電所を含む送配電施設、...
収容所女性の自殺未遂問題に
7月9日、クリスマス島の難民収容所で子を持つ女性難民希望者10人が自殺を図っていたことが明らかにされた。これに対して、トニー・アボット連邦首相が、「収容所の人々の自殺未遂で国の難民希望者政策を変えることはできない。政府は彼女たちの倫理的脅迫には屈しない」と発言した。
人権擁護委員会のジリアン・トリッグズ委員長が10人の自殺未遂を明らかにしたもので、難民支援団体では、...
5,000人人員削減の一環
カンタス航空は、5,000人の大量解雇を順次行っており、7月9日には航空整備士131人、事務部門36人の解雇を発表した。
今年2月、同社は2億3,500万ドルの半期の損失を発表した後、コスト削減と利益回復への道のりとして大規模な人員削減を決定した。また、2017年度までに20億ドルのコスト削減を目標としている。
航空整備士組合のスティーブ・パービナス氏は、「航空整...
連邦政界、野党労働党が政府批判
日本と中国との緊張関係がオーストラリアの連邦レベルにも波及している。
トニー・アボット首相は、「日本が最大の友邦」と強調しており、捕鯨問題については与党保守連合も野党労働党も、「日豪両国は意見の違いを違いとしてはっきり言い合えるほど緊密な関係」としている。また、安倍首相が訪豪し、連邦議会で上下院議員を前に演説、両国関係、特に新たに浮かび上がってきた防衛協力関係に...
2日間生き延び、市民が救助
7月10日、ゴールドコーストのパーム・ビーチに打ち上げられていた若いザトウクジラが市民有志の力で海に押し戻され、沖に泳ぎ去った。
シー・ワールドのスタッフらが砂浜に乗り上げていたザトウクジラを海に押し戻す作業を続けた結果、5度目の作業でようやくクジラは海底の砂の浅瀬を越えて外側に移動した。
シー・ワールドのスポークスウーマンは、「クジラは2日間、水から上がっていた...
パーマー党土壇場で支持ひるがえす
7月10日、炭素税廃止法案が連邦議会上院で否決された。
同法案は労働党と緑の党が反対しており、パーマー統一党(PUP)の3議員とVIC州モータリング・エンスージアスト党(MEP)のリッキー・ミュア議員が修正案付きで賛成票を投じるはずだったが土壇場になって、保守連合政権が約束を違えたとして、審議打ち切り、採決の間際に再び廃止法案不支持に切り替え同法案は37票対3...
女を磨く、がんばる女子のためのコラム
乙女修行にいざ行かん
部員AMの女磨きレポート
東洋医学を取り入れる!
突然ですが、本号を持ちまして「乙女修行」を卒業します! 個人的な乙女修行は永遠に続きますが本紙でのコラムは新たな部員へと引き継がれます。最後は、女性の多くが悩んでいるという「不妊症」の治療がテーマ。結婚適齢期ど真ん中の部員AMが最近同級生と話すネタと言えば結婚・出...
タルチュフ:あるいはペテン師
Tartuffe
偽善や詐欺師を表す言葉「タルチュフ」をタイトルとした、17世紀に発表されたフランスの劇作家モリエールの描く有名な喜劇。ペテン師であるタルチュフが、啓蒙な聖人のふりをして裕福な商家に入り込み、財産の乗っ取り娘との結婚を企てる。その貪欲な男は魅力的でどこか憎めないキャラクターであり、モリエールの描く作品の中でも悪名高いもののヒーローとして有名だ。誘...
ザ・サン・ヘラルド・シティ・トゥ・サーフ
The Sun-Herald City2Surf
毎年8万人を超える参加者が集まる大規模なチャリティー・マラソン。今年で44回目を迎えるこのイベントは個人でもグループでも、なんと歩くだけの参加も可能だ。コースはシティーの中心、ハイド・パークからボンダイ・ビーチまで約14キロ。シドニーの美しい景色を堪能するもよし、チャリティー目的で参加するもよし。また...