オーストラリアのビザ・ゴシップ その3
今月も豪州のビザ・ゴシップについてです。
コモンウェルス・ゲーム裏事情
4月にゴールドコーストをにぎわせたのは、何と言ってもコモンウェルス・ゲームでした。しかし、そこにはさまざまな裏事情というものも存在します。こうした国際イベントで政府が警戒するのは、各国からの参加選手やその関係者たちが大会後に違法滞在を続け、最終的にその国に残り亡命することです。も...
オーストラリアのビザ・ゴシップ その2
今月も引き続き、豪州のビザ・ゴシップについてです。
その1:TSSビザ開始
サブクラス457ビザは、3月18日から正式に新規の申請が不可となりました。その代わりに導入されたのが、サブクラス482(Temporary Skill Shortage/TSS)ビザです。
日本語に訳すと「短期技術職不足(解消)ビザ」となります。この新たな名称には、政府の意図...
オーストラリアのビザ・ゴシップ
457ビザの廃止とそれに伴うENS、RSMSの改正など、豪州の移民法の目まぐるしい変化により、ちまたにビザや移民局のさまざまなうわさが流れています。今回はそれらについてお答えします。
その1:耳より情報
起業家や投資家の方が申請をするサブクラス188ビザですが「Entrepreneur(起業家)」ストリームにおいて、現在必要とされている資金20万ドルがなくて...
職種リスト変更
―適用される変更内容について―
中長期職種リスト(MLTSSL)並びに短期職種リスト(STSOL)の見直しが行われ、1月17日以降、以下の通り変更内容が適用されることになりました(下記・右記「※」は、職種リストの変更に伴う条件)。
STSOLに新たに加わった職種
●Property Manager(ANZSCO: 612112)
●Real Estate Represen...
正真正銘である証明
―457就労ビザ、500学生ビザ申請時の注意点―
「457就労ビザ」や「500学生ビザ」の申請で“Genuine”という言葉を耳にされた方は多いのではないでしょうか。
“Genuine”を直訳すると“正真正銘”“本物の”“偽りのない”という意味ですが、近年この“正真正銘”である証明を求められる機会が多くなりました。
457就労ビザの場合、スポンサー会社が申請するノミネー...
457ビザ保持者への既得権条項
―457ビザ保持者へのお知らせ―
2017年4月18日、「一時就業技能ビザ」(以下、457ビザ)廃止の発表に伴い、翌日4月19日から「サブクラス457」「サブクラス186 ENS」「サブクラス187 RSMS」ビザの移民法が一部改正されました。そして、これまでにも何度かお伝えしたように、18年3月からは457ビザ廃止に伴い「Temporary Skil...
オーストラリア市民権
―市民権取得の条件改正騒ぎの推移など―
今月は、何かとオーストラリアの移民業界を騒がせていた市民権取得の条件改正に関する騒ぎが、ひとまず決着したというお話です。
市民権狂騒曲
さかのぼれば今年4月に457ビザの廃止などが発表され、世間が動揺している最中、どさくさに紛れ市民権の取得も厳格化されることが発表されました。
市民権の取得に関しては、これまでにもテロ対策から取得条...
飲食業界におけるビザ申請で必要な職業証明について
昨今、飲食業界におけるビザ申請に関する質問を、多くの方から受けるようになりました。そこで、今回は必要となる職業証明について解説したいと思います。
コックとシェフの違いとは
コックは、いわゆる調理師です。そのため、一通り厨房での仕事ができるスキルと資格を有する人物と判断されます。一方で、シェフは料理長です。コックは資格が取得できれば誰でもなれま...
オーストラリア市民権取得
―こんな場合でも取れますか編―
今年4月の改正発表以降、オーストラリアの市民権への関心が非常に高まっているようです。過去のコラムにおいても、市民権取得に関する大まかな条件の変更についてはお伝えしました。そこで今回は、より具体的に「こんな場合でも取れますか」という話を、3つのパターンに分けて説明したいと思います。
それぞれのパターンについては、もちろん「状況次第」で一...
457ビザ改正後の余波
―人びとに与えた影響と今後の流れなど―
今年4月に突然発表された457ビザの廃止以来、さまざまな余波が巻き起こっており、今月はその余波について少しお話しします。
巻き込まれた人びと
4月の改正時点で職種リストの見直しがあり、職種リストから外れた方、ノミネーションの認可取得の際に追加条件が課せられたために条件を満たせなくなってしまったスポンサーなど、実にさまざまな方が今...