親呼び寄せ(一時滞在)ビザ
2019年4月17日から既存の親呼び寄せビザに加え、「サブクラス870 Sponsored Parent(Temporary)」(以下、870ビザ)という一時滞在型の親呼び寄せビザが正式に導入されることとなりました。
既存の親呼び寄せビザの申請者で、発給数の制限や審査に掛かる期間によって思うようにビザの取得ができなかった人、サブクラス600観光ビザ(スポンサー・...
DAMA
暗雲が垂れ込めているオーストラリアの移民政策に関して、明るい話題の1つが「Designated Area Agreement Migration Agreements(DAMA)」ではないでしょうか。昨今の移民政策の厳格化で、スポンサー付きビザの発給数は、前年比28%減となりました。しかし、厳格化の意図とは裏腹に、都市部以外では一定の業種で人手不足が更に助長されました。
この人手...
予想される2019年の移民法改正
ますます厳格化が進む移民政策。2019年にはどのようなビザの改正が予定されているかを、今回は5つお話します。
① 永住権への道
全体的に永住権への道は、かなり厳しくなってきました。そんな中、働き手不足に悩むノーザン・テリトリー準州とVIC州のグレート・サザン・コースト地域が、特別にビザを発行してもらうため、政府と5年間の特別契約を結びました。スキル、給与、...
2019年の豪州におけるビザの傾向
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
日本では2018年、移民受け入れの受け皿拡大ということがニュースになっていましたが、オーストラリアの移民政策はその反対にかなり厳しい方向へと向かいました。そこで、2019年最初のコラムでは、改めて前年を振り返り、今後のオーストラリアのビザの傾向に関してお話したいと思います。
2017/18年...
ワーホリ・プログラム(2018年11月5日発表)
豪州の地方における農業従事者不足の深刻化を早急に軽減すべく、政府はワーキング・ホリデー・メーカー・ビザ・プログラム(以下、ワーホリ・プログラム)の改正を発表しました。現在、同プログラムには以下の2種類があります。
Working Holiday visa (subclass 417)
Work and Holiday visa (subc...
SAF(技術者養成支援基金)への支払い
今年もあと数カ月、オーストラリアのビザに関しては、目まぐるしい改正が行われた1年でしたが、そうした改正に関連して、まだまだいろいろな情報が交錯しているようです。そんな巷(ちまた)に溢れる情報の中で、今月はSAFについてお話します。
今年3月18日、457就労ビザに代わる「482 TSSビザ」が導入されました。この変更に伴い、457ビザ、482TSSビ...
オーストラリアのビザ・ゴシップ その5
オーストラリア首相交代
8月下旬、オーストラリアの政界に激震が走りました。
ピーター・ダットン大臣がマルコム・ターンブル首相へ党首交代の挑戦状を叩き付けたかと思えば、その夢がかなわないまま敗北。その後、一度は落ち着いたかに見えたターンブル政権もダッチ・ロールに入り、ついに瓦解。最終的には、連邦財務大臣を務めていたスコット・モリソン大臣が新首相として誕...
豪州移民政策&統計のゴシップ
今月は、オーストラリアにおける人口増加と移民政策にまつわるゴシップについてお話しします。
その1:記念すべき日
オーストラリアにとって記念すべき日が遂にやって来ました。
2018年8月7日に、オーストラリアの人口が2,500万人に到達しました。48年の歳月を掛けて、この国の人口は2倍となりました。2,500万人という人口は、世界でも北朝鮮に次ぐ53番目に当たる...
ポイント制の技術移住ビザ
今回は、「ポイント制の技術移住ビザ」について説明したいと思います。ポイント制の技術移住ビザには主に以下の3種類があります。
技術独立移住:Skilled-Independent(Permanent)Subclass 189
州ノミネーション技術移住:Skilled-Nominated(Permanent)Subclass 190
地方技術移住( 暫定一時滞在)...
オーストラリアのビザ・ゴシップ その4
今月も話題豊富なビザ・ゴシップです。
何たって選挙はイメージが大切
前回、ペアレント(親呼び寄せ)ビザのスポンサー条件として、政府がスポンサーの必要所得を現行の約4万ドルから倍に近い8万6,607ドルに改正する発表を行ったと説明しました。しかし、その後、舌の根も乾かぬうちにこの改正をしばらく取り下げるという発表がありました。やはり近い将来控えている選...