台本やナレーション、説明テロップなどを一切排除した独自スタイルの「観察映画」を撮り続けてきた映画作家・想田和弘監督。その第6弾となる映画『牡蠣工場』(今年2月・日本公開)が先月、シドニー・フィルム・フェスティバルで2回にわたり上映された。「観察映画」とは? なぜ岡山県牛窓の牡蠣工場を題材に選んだのか? 来豪した想田監督に話を伺った。 (文・写真=小副川晴香)
あるがままに現実を観察する
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© Muga Miyahara
一番自分が「生きている」と思える場所、それがライブ。
世界で活躍する日本人ジャズ・ピアニストの上原ひろみ。その稀有な音楽性とテクニック、時に跳ねるようにピアノを弾きながら、体全体を使って自分の音を表現する姿は、世界中のファンを魅了してやまない。メルボルン国際ジャズ・フェスティバルでの公演を前に、海外で生きること、人生の全てをかけた音楽への想いを彼女に伺った。取...
26年前のシドニーのキングス・クロス。そこには、バックパッカーやワーキング・ホリデーの若者が、それぞれの夢や思いを抱いて集まっていた。そこに、俳優・豊原功補さんもいた。あのとき見たボンダイ・ブルーの海は、青春の輝きとともに脳裏に焼き付いている。ひたすら目指してきた夢を、「役者なんて」と言いながら、「役者だからこそ」とプロ意識をのぞかせる、豊原さんの真実に触れたい。取材・文=石川良一
見知らぬ土...
「きゃりー」の愛称で親しまれる個性派アーティスト、きゃりーぱみゅぱみゅが今年6月、再びオーストラリアにやって来る。前回2014年のシドニーでのソールド・アウト公演から2回目となる今回の来豪では、5年のキャリアの集大成であるベスト・アルバム「KPP BEST」のリリースを記念したワールド・ツアーの一環として、シドニーとメルボルンで2公演を行う。きゃりーぱみゅぱみゅは、独創的なファッション・セン...
第20回ビエンナーレ・オブ・シドニー 参加アーティスト・インタビュー
2年に1度の現代アートのビッグ・イベント「ビエンナーレ・オブ・シドニー」が、6月5日までシドニー各所で開催中だ。世界中からの約200に上る出展作品の中、4つの作品で日本人アーティストやキュレーターも活躍しており、それぞれの展示会場で彼らの作品に対する思いなどを伺うことができた。ビエンナーレでの作品鑑賞を楽しむきっかけに、...
第20回ビエンナーレ・オブ・シドニー 参加アーティスト・インタビュー
2年に1度の現代アートのビッグ・イベント「ビエンナーレ・オブ・シドニー」が、6月5日までシドニー各所で開催中だ。世界中からの約200に上る出展作品の中、4つの作品で日本人アーティストやキュレーターも活躍しており、それぞれの展示会場で彼らの作品に対する思いなどを伺うことができた。ビエンナーレでの作品鑑賞を楽しむきっかけに、...
CT日本人初参戦のカノア五十嵐。マインド整理の数分間。世界を相手に始動する瞬間だ
ニュー・ジェネレーションのハイスキルなサーフィンをひしひしと感じられた今大会は、雨、風、そして晴天と荒れた天候の中、大きな盛り上がりを見せた。この大舞台に挑んだのが、注目選手の1人であるカノア五十嵐だ。 (インタビュー・文・写真=yasu kakurai)
スペシャル・インタビュー
カノア五十嵐、WSL-CTと...
国によって大きく異なるスタイル
世界で学んだ豊富な経験を生かし、日本を代表する選手として活躍!
英語、日本語、ドイツ語が堪能なグローバルな選手であること、またバイエルン・ミュンヘンでの日本人特有の几帳面で誠実な性格が彼のプレーを一段と際立たせたことで、たちまち日本へとそのうわさが広がり、2014年、イタリアで行われたU16日本代表選手としてイタリアに召集された伊藤遼哉選手。日本のサッカー雑誌...
東日本大震災5周年・特別企画
プロ・バイオリニスト石川綾子さんインタビュー
3月11~12日にシドニーで行われる東日本大震災復興イベント(詳細はこちらhttp://nichigopress.jp/nichigo_news/monthly_news/120271/)に参加予定のプロ・バイオリニスト石川綾子さん。被災地支援活動を行う石川さんに、チャリティー・コンサートなどにかける思いを伺った。5周年を...
作曲家、ピアニスト 松本俊明さん特別インタビュー
音楽を通して「幸せ」や「命」の大切さをたくさんの人へ伝えたい
MISIAの「Everything」、JUJUの「この夜を止めてよ」、NHK『みんなのうた』の「グラスホッパー物語」など誰もが聞いたことがある歌を作曲したのが松本俊明さんだ。日本とロンドンを拠点に精力的に音楽活動している松本さんがゴールドコーストを訪れると聞き、話を伺う機会を得ることがで...