経済成長率、予測の半分に満たず
12月3日、豪ドルが2010年7月以来初めて84米セントを下回るところまで下がった。
オーストラリア統計局(ABS)の国内総生産(GDP)データによると、2014年第3四半期の経済成長率は0.3%、また、2013年10月1日から2014年9月30日までの年経済成長率も2.7%に留まった。エコノミストを対象とするブルームバーグの世論調査では、エコノミスト予測の中心...
ブームにようやく限界が来たとの観測も
1980年代末の不動産ブームでは日本人が「価格を吊り上げている」と攻撃されたが、今回のブームでは中国人が攻撃の的になっており、政府に外国人の不動産購入を今以上に制限することへの期待も強まっている。あいにく、オーストラリア国民のほとんどがすでに外国人の住宅投資を制限する制度と機関があることに無知である。専門家は、「中国人が対象にしている物件と初めての持ち家購入...
保守連合にないはずの増税も表面化
保守連合政権のジョー・ホッキー財相はクリスマス前に期中経済財政見通し(MYEFO)を発表することになっているが、今や連邦財政の赤字は5月予算案以来推定510億ドル悪化していると報道されている。
保守連合の5月予算案は企業と高所得者を優遇し、中低所得者に厳しい不公平予算との評価を受け、上院の保守系諸派の支持さえ得られず、予算関連法案の通過が難航している。公約通り...
生体牛100万頭輸出で畜産振興期待
11月7日、ABC放送は、オーストラリアと中国との年間10億ドルの生体牛貿易協定が間もなく締結されると報道している。
協定そのものはまだ締結に至っていないが、タムワースを訪れていたバーナビー・ジョイス農業相は、牛の価格が上昇する可能性もあり、国内農家にとってはまたとない支援になる、「中国への生体牛輸出を実現するため、政府は時間をかけて中国政府と協議を続けてき...
過去10年で最低の数字に危機感も
失業率は様々な条件が可能で増やしも減らしもできる。オーストラリア統計局(ABS)の失業率は6.2%で、労働党政権末期より少し高めだが一応安定している。しかし、現実には労働市場に異変がある。
ABSの数字では労働年齢人口に対する就業者の率、就業率が9月10月と60.5%になっており、過去10年で最低の水準だという。
ABSの失業率の数字は算出方法に組み込まれて...
西側への供給ルート攻撃を呼びかけ
イスラム過激派のアルカイーダが発行している英語雑誌「Resurgence(復活)」で、グループは「聖戦士」に対して、西側経済の弱点を標的にすること、特に石油供給ルートのような代替物のない部分を見つけ攻撃するよう呼びかけていると報道された。
ABCテレビの時事番組に出演したジョン・ブラックバーン元空軍少将は、「実質的な脅威だ。テロリストが本気で西側諸国を混乱に陥...
炭素税廃止後もまったく影響なし
トニー・アボット保守連合政権は、炭素税を廃止すれば世帯あたり年間$500の支出節約になると主張していたが、炭素税廃止後も電気料金は下がらず、今度はガス料金が追い打ちをかけるように値上げ勢力に控えている。
グラッタン・インスティチュートの調べによるもので、調理、温水、暖房にガスを使っている大陸東部の大きめの世帯なら年間$435の光熱費支出増になるが、政府は介入すべ...
8人に1人が電気料金さえ払えず
アーンスト&ヤング社がVIC、NSW、QLDの3州で実施した調査で10人に1人以上の人が、過去12か月間に3回以上、公共料金請求書を滞納したと答えていることが明らかにされた。
また、「次の電気料金が払えるかどうかがしばしばまたは時々心配になる」と答えた人は昨年同期の調査以来一貫して70%という高率になっている。電気料金の値上がりが激しく、炭素税が廃止さ...
IMFが今後2年間の状況を予測
世界通貨基金(IMF)は、今後2年間の予測として、オーストラリアの失業率はフィリピンに次いでアジア太平洋地域で第2位の高さになるだろうと発表した。
IMFは、オーストラリアの失業率を、2014年には6.2%、2015年には6.1%になると予測している。最悪のフィリピンはそれぞれ6.9%、6.8%となっている。また、オーストラリアの労働力人口はこの何か月か非常に流...
IMFが今後2年間の状況を予測
世界通貨基金(IMF)は、今後2年間の予測として、オーストラリアの失業率はフィリピンに次いでアジア太平洋地域で第2位の高さになるだろうと発表した。
IMFは、オーストラリアの失業率を、2014年には6.2%、2015年には6.1%になると予測している。最悪のフィリピンはそれぞれ6.9%、6.8%となっている。また、オーストラリアの労働力人口はこの何か月か非常に流...