議会図書館の試算で明らかに
2013年9月総選挙でトニー・アボット保守連合が政権を握ると炭素排出権価格付制度、通称「炭素税」の廃止に取りかかり、「炭素税の廃止で一般家庭は年間$550の収入増」と約束した。現在、保守連合政権は、税収入拡大を考えているが、スコット・モリソン財相は、「現在、歳入問題はなく、歳出問題だけがある」と発表、同時に、所得減税も打ち上げている。その一方で、消費税適用範囲を広げる...
経済学者ロス・ガーノウ教授が警告
中国にも詳しいオーストラリア有数の経済学者、ロス・ガーノウ教授は、「オーストラリアやアメリカの企業利益優先の税制は経済破綻の危険があるばかりでなく、民主主義の未来にとっても害悪を及ぼしかねない」と発言した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
ガーノウ教授は、メルボルン・インスティチュート経済社会展望会議の席で、「アメリカやオーストラリアの低所得階層の生活水準は...
特別塗装便、1日限定でシドニーに到着
16年ぶりにオーストラリア線を復活することになった全日本空輸(ANA)は12月11日羽田発、12月12日シドニー到着の初便に話題の特別塗装機「R2-D2™ ANA JET」を就航させることを決定した。同便は同日夜、シドニー─羽田便として日本に帰国する。
「ANAスター・ウォーズ・プロジェクト」特設サイトのキャプチャ画像
ANAのカラーと親和性が高く、スタ...
住宅ローン金利引き下げと低インフレで追加緩和に含み
オーストラリア準備銀行(RBA)は3日、月例の理事会を開き、政策金利を2.0%で維持することを決めた。今年5月に、同金利を現行制度下で史上最低を更新する2.0%に引き下げて以来、6カ月連続の据え置きとなった。
RBAのグレン・スティーブンス総裁は声明で「本日の理事会は、過去数カ月間に景気回復の見通しがより強まったことと、政策金利を変更しない...
豪準備銀、あすの理事会で金融政策決定
豪州国内最大の競馬のG1レース「メルボルン・カップ」と並ぶ注目のイベントが11月3日、開かれる。豪準備銀行(RBA=中央銀行)が月次の理事会を開催し、現行2.0%の政策金利の追加引き下げに踏み切るかどうかを決める。公共放送ABCによると、10月30日時点の市場予想は、「据え置き」が51%、「利下げ」が49%とほぼ五分五分だった。
利下げ予想の背景には、主...
シドニーの9月の戸建て価格は前月比で下落
史上最高値圏で推移してきたオーストラリアの2大都市の住宅価格が、8〜9月頃をピークに天井を打った可能性が高まっている。建設や金融、流通、小売など裾野の広い経済効果がある住宅市況が今後落ち込むことになれば、ただでさえ足踏みしている景気を下振れさせかねない。住宅関連産業の減速に加え、住宅ローン金利の上昇も絡み、個人消費へのマイナスの影響も懸念される。
不...
コモンウェルス銀、NAB銀、ANZ銀も追従
オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)は10月23日午後、住宅ローンの金利を0.18ポイント引き上げ、年率5.56%に定めると発表した。これにより国内4大銀行が全て住宅ローンの金利を引き上げることとなった。公共放送ABC(電子版)が報じた。
住宅ローンの金利引き上げについては、同月14日にウエストパック銀が0.2ポイントの引き上げ、22日...
「供給過剰状態」とロウ中銀副総裁
シドニーで開かれていたビジネス・コンファレンスで講演したフィリップ・ロウ中銀(RBA)副総裁は、「住宅供給量が増えており、住宅価格が下降気味になり始めている。住宅価格低下は歓迎すべきことだ」と語った。
ABC放送(電子版)が伝えた。
投資銀行のマコーリー・グループの新しい経済調査で、「住宅価格はピークを過ぎた。今後の値下がりは2年7.5%になる可能性もある」...
開発段階終了と世界的な需要減で
9月30日、鉱業部門の失業率が国全体の失業率の3倍にも上っていることが伝えられている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
大洋州鉱業冶金学会(AusIMM)が2,266人を対象に実施した調査の報告書で、オーストラリア国内の鉱業専門職の失業率が16.2%にのぼっていることが明らかにされた。2012年の同失業率は1.7%、そこから2014年には12.2%と大きく跳ね...