物価上昇率1%に危機感、さらに引き下げの予想も
8月2日、中銀(RBA)理事会は、政策金利をこれまでの1.75%から1.5%という記録的な低水準に引き下げた。
ABC放送(電子版)が伝えた。
2016年5月、同年第一四半期の消費者物価指数がかなり低くなっていたため、それまでの政策金利2%からさらに1.75%に引き下げていた。しかし、7月27日発表の統計局(ABS)の数字でも消費者物価は前年に...
実際に営業しているのは13箇所のみとの報告
7月31日、QLD州政府機関合同の「休業グレート・バリア・アイランド・リゾート再検討」報告書が発表され、Queensland Tourism Industry Councilのダニエル・グシュウィンドCEOは、「官僚的な障碍を乗り越え、開発業者を支援する案は歓迎する」と語っている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
ただし、同時に、「マイルズ環境相や...
NSW州の地方都市が全国でも最大の伸び率に
CoreLogicの発表した分析によると、住宅不動産賃貸料の伸びは、州都よりも地方都市で大きくなっており、また、NSW州の地方都市が他を抜いている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
州都の住宅賃貸料は2016年6月までの12か月で0.6%低下しており、ブリスベン、アデレード、パース、ダーウィンがいずれも低下または急激な低下になっている。また他の州都...
「負債バブル破綻、不動産価格急落、失業率急増」
スティーブ・キーン氏は、ウエスタン・シドニー大学准教授時代に、「世界金融危機(GFC)の後で国内住宅価格が暴落する」と予想して見事にはずれ、約束通りキャンベラからマウント・コジウスコまで歩いたというエピソードの持ち主で、今はイギリスのロンドンにあるキングストン大学教授を務めている。そのキーン教授が、「今度こそ間違わない。ハイキング・ブーツも用意して...
投げ売り状態で連邦政府の歳入も大幅に減少
過去10年間、総額2,000億ドルにのぼる液化天然ガス(LNG)投資ブームにもかかわらず、生産規模を拡大した現在になって原油価格が低下、それに伴ってLNG価格も大幅に値下がりしており、業界は投資を回収できず、連邦政府もあてにしていた収入源を失った形になっている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
エネルギー・アナリストのグレッグ・ヒューストン氏は、「オ...
海外での世論調査で豪観光業界にも大きな打撃を予想
グレート・バリア・リーフが危機的状態にあることは海外にも報道されており、今回、海外での初の世論調査で、グレート・バリア・リーフの状態が悪化するようなオーストラリア観光業界にも大きな打撃があるとの結果が出た。そうなれば、雇用や経済にも大きな影響が出ることが予想される。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。
マルコム・タンブル保守...
大手国際投資銀行JPモルガンの予測
国際的に大手の投資銀行、JPモルガンによれば、オーストラリア国内のデフレ圧力を抑え、経済成長を押し上げるため、中銀(RBA)は政策金利を1%にまで切り詰める可能性もある。
ABC放送(電子版)が伝えている。
同社の資料によると、2016年末までに政策金利がさらに25ベーシス・ポイント下がって1.5%になる可能性が高く、2017年6月までにはさらに50ベーシ...
統計局の消費者物価指数が1.5%とデフレに近づき引き金に
豪統計局(ABS)の発表したオーストラリアの消費者物価指数(CPI)が1.5%と低くなっており、一部の物価は既にデフレ化している。中銀(RBA)は、インフレ率を2%から3%の間に保つことを政策金利の目標としていることから、2015年5月に25ベーシス・ポイントの利下げをして以来1年ぶりに再び政策金利を25ベーシス・ポイント引き下げ、歴史的...
2016年第一四半期の物価下落
オーストラリア統計局(ABS)が4月27日に発表した数字によれば、2016年第一四半期の物価指数(CPI)が7年ぶりに収縮していた。特に自動車燃料、食品、衣料の価格が下がっており、デフレーションを導いている。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。
ABSの出したCPIは第一四半期に0.2%下がっており、2015年12月までの1年の物価指数1.7...
国内各都市で住宅価格が下降傾向に
不動産マーケティング企業のデータによると、2016年第一四半期の住宅価格全国メディアンは0.5%下落しており、2015年第四四半期から引き続き住宅価格が低下している。
ABC放送(電子版)が伝えた。
前回、2四半期連続で住宅価格が下落したのは、2011年6月で、その時は全国的に軽度の住宅市場スランプが起きており、中銀の政策金利が4.75%まで上がったところで...