世界的不況不安が拡大
世界的不況への不安が拡大しており、豪証券市場ASXでオーストラリア株が8月以来最悪の急落になった。
ASX 200の企業の90%で株価が下落しており、一部の金鉱企業が値上がりしているのが目立った。また、アメリカが予想を超えた失業率、製造業データの悪化を発表しており、外国市場は大きく売りに傾いている。
また、米経済も、ドナルド・トランプ大統領がかき立てた貿易戦争が手伝い、...
豪ドル、過去10年来の最低水準まで下がる
10月の第一火曜日、1日に開かれた中銀(RBA)理事会は政策金利はさらに25ベーシス・ポイント切り下げ、0.75%とした。
ABC放送(電子版)が伝えた。
2019年初めに4.9%だった失業率が5.3%に上昇しており、RBAは、さらなる失業率増大を食い止め、失速状態になっている経済を刺激するためとしている。
RBAは2019年6月以来3度にわたって...
景気指標から予想以上の不況もあり得た
オーストラリア経済は、世界金融危機(GFC)の2009年以来の10年で最低の成長率を示しているが、最新の「景気指標」からは、経済がさらに予想をはるかに下回る水準になる可能性もあったと伝えられている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
景気指標は2019年第二四半期には0.9%低下しており、予想以上の悪結果になっている。また、賃金年上昇率が4.7%増大してお...
エネルギー・アナリストが国内料金引き下げに勧告
国内エネルギー・アナリスト、IEEFAの報告書で、国内のガス生産量から国内消費量を確保する制度の確立で電力料金を年間$270引き下げることができるとの勧告案が出されている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
この報告書で、Institute for Energy Economics and Financial Analysis (IEEFA) は...
減税も連続利下げも焼け石に水
オーストラリア経済は個人あたりで既に不況に入っていると報道され、続いて小売り部門が不況に入ったと伝えられていたが、消費者信頼感はじりじりと下がり続けており、保守連合政権が選挙前から公約していた減税立法も中銀の2か月連続金利引き下げも焼け石に水で消費者信頼感が過去2年で最低の水準になっている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
ウェストパック=メルボルン・インスティ...
大陸の広い地域を覆う深刻な旱魃で牧場疲弊
食肉家畜上部団体の「Meat and Livestock Australia」によると、全国の羊頭数が2019年中に1900年代初頭以来の低水準の6,580万頭にまで激減すると予想されている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
国内の主要な羊生産地がいずれも何年もの旱魃に悩まされており、羊生産者は種畜を屠殺し、頭数を減らさなければならない状況になってい...
住宅価格下落で過去6年最高の件数を記録
2019年第1四半期、国内の住宅不動産転売価格が購入価格を下回った物件数が12%に達していることが明らかにされた。
ABC放送(電子版)が伝えた。
このデータは、不動産アナリスト、CoreLogic社の最新の「Pain and Gain」報告書によるもので、この「損切り」の率は過去6年間で最高であり、住宅市場が低調になっていることの徴候とされている。
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「確定申告はもう少し待つように」と呼びかけ
7月4日に連邦議会上院で3段階減税一括法案が可決されたのを受け、国税庁(ATO)には納税者から問い合わせの電話が殺到しており、1日ですでに9万件の電話があった。ATOでは、確定申告はもう少し待つようにと納税者に呼びかけている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
2019年度の減税で何百万人もの納税者が$255から$1,080も手取り増になる予定で、7...
1,580億ドル減税に選挙敗北の労働党抵抗できず
保守連合連邦政府が選挙前から公約に掲げていた3段階減税の一括法案は、労働党が「無責任財政」として反対の意思を示していた。しかし、5月18日の連邦総選挙で敗北した労働党内には国民が喜ぶ減税に反対したことを敗因の1つとする声も敗北直後からあり、スコット・モリソン保守連合政権は、「政権は国民の負託を受けている」と主張し、労働党に減税案支持を迫っていた。...
7月2日の中銀理事会、政策金利を1%の水準に
オーストラリア経済は失業率の上昇と経済減速化という2つの問題を抱えて不況の縁に向かっており、中銀(RBA)理事会はその傾向にブレーキをかけるため、政策金利を歴史的な低水準の1%にまで引き下げた。
ABC放送(電子版)が伝えた。
RBAが2か月連続で利下げをしたのは2012年のヨーロッパ銀行危機以来初めてのことで、フィリップ・ロウRBA総裁は、「こ...