温室効果ガス削減策として「検討すべき」との声も
マルコム・ターンブル首相は28日、SA州の地元ラジオ局5AAのインタビューで、原発政策について見解を述べた。首相は、核燃料サイクルの一部を国内で実施する構想について理解を示す一方、国内での原発建設の必要性については消極的な姿勢を示した。公共放送ABCが伝えた。
首相はSA州の核燃料サイクルに関する独立調査委員会の設立を歓迎するとした上で、「ウラ...
オーストラリア大陸を縦断する南北3,000キロのコースでソーラー・カーの世界最速を競う「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」は22日、上位の車両が相次いでアデレード市内のゴール地点に到着した。同レースのフェイスブック・ページによると、1位はオランダのチーム「ヌオン・ソーラー・チーム」、2位は同じくオランダの「ソーラー・チーム・トゥウェンテ」、日本から参加した東海大は3位だった。
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警官隊の人垣挟んでにらみ合い続く
10月10日、VIC州中部、イスラム教モスク建設計画申請に対して市議会が認可を出したベンディゴには国内各地から反イスラム派グループが集まり、抗議集会やデモを行った。これに対抗して民族差別反対派グループがオーストラリア多文化主義とムスリムの宗教の自由を擁護する集会とデモを実施した。両者の対立が暴力事件に発展するのを防ぐため、警官隊が道路に人垣を作り、両者を隔てた。...
幹細胞リプログラムで再分化
メルボルンの研究者、成人の皮膚細胞から幹細胞をつくり出し、さらにリプログラムして培養皿の中で腎臓細胞を増殖させることに成功した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
この小型腎臓には、濾過細胞や血管もあり、胎児の体内で腎臓が成長するのと同じように成長していた。この研究を手がけたメルボルンの「Murdoch Childrens Research Institute」のメ...
保存に向けて蟻塚との共生寄生関係
草花を食べ、蜜を吸うだけと思われている蝶々に肉食の種がいる。蝶々全体の1%程度にすぎないが、アリやアリマキと共生・寄生関係を営んでいる。世界的にもシジミチョウに肉食種が多く、日本ではゴイシシジミという一種だけが知られている。WA州の絶滅危惧種の肉食蝶の保存を視野に入れ、科学者チームが近郊地帯や穀倉地帯で蟻塚を調べ、この肉食蝶のコロニー発見に努める計画を考えている...
長年かけた顔面腫瘍免疫獲得個体
タスマニアン・デビルの間で蔓延した「デビル顔面腫瘍性疾患」は、デビル同士のケンカの噛み傷などからがん細胞そのものが個体間で広がるまれな疾患で、この疾患のためにタスマニアのデビル個体数は著しく減少、このままでは絶滅すると危惧されている。そのため、健康な個体を大陸本土各地の飼育場に隔離し、繁殖させて子供世代の健康な個体を増やす試みが行われてきた。ようやく、9月25日、...
サメと人間の共存を目指して
9月29日、シドニーで国内・国外の海洋生物サメの専門家らが参加して「シャーク・サミット」が開かれた。サミットでは、サメを保護しつつ、人間がサメに襲われる被害を減らす対策を話し合っている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
この会議は、今年になってNSW州各所の海岸でサメに襲われる死傷事故や海水浴場付近の水域でサメが目撃されるケースが増えていることから、NSW州政府が...
NSW州本土最後のコロニーに危機
シドニーの観光名所にもなっていたマンリーのコガタペンギン・コロニーが何度もキツネやイヌに襲われて個体数を減らしており、今やNSW州大陸本土で最後のコロニーが危機状態にある。そのため、国立公園野生生物財団がインターネットの「クラウド・ソーシング」で、コロニー保護の資金を募集することを決めた。
ABC放送(電子版)が伝えた。
これまで何度も天敵のキツネ、イヌに襲...
アルビノ鯨、成長で回遊ルート沖合に
ミガルーと名付けられた有名なアルビノ(色素欠乏症)の白鯨は毎年季節ごとに大陸東部沿岸を南に北に回遊し、その度に目撃した人々の話題になっていたが、鯨類研究者が、「ミガルーも成長してきており、回遊ルートが陸地から離れていく傾向が見られる。今後、目撃のチャンスも減っていく」と分析している。
ABC放送(電子版)が伝えた。
8月10日、ホエール・ウォッチャーが、「...