絶滅危惧種の小型ポッサム保護に
オーストラリアのマウンテン・ピグミー・ポッサムは個体数が2,500頭程度と推定され、絶滅危惧種に登録されている。また、野生化して繁殖したイエネコが最大の天敵と考えられている。その野生イエネコの駆除に探知犬を使う試みが始められた。
ABC放送(電子版)が伝えた。
マウンテン・ピグミー・ポッサムはオーストラリアのアルプス山岳地帯2か所にのみ棲息しており、このコロニ...
オーストラリアだけでなく、世界的傾向
アメリカの国立科学機関、海洋大気庁(NOAA)の新データによると、2015年の世界的な気温が近代の気象記録始まって以来もっとも高温な年になっていた。2015年が1880年以来でもっとも暑い年になっただけでなく、前年の高温記録を大きく上回っていた。
ABC放送(電子版)が伝えた。
NOAAの報告書によると、「地球全体の大地と大洋の平均表面気温は20世紀の平...
弱毒の若い個体で軽い食中毒させる
南米原産のオオヒキガエル、「ケーントード」は、かつてはQLD州だけだった生息地がすでにNSW州北部まで南下し、西は北部準州(NT)の湿潤地域を占領し、WA州北部で州境を越え始めている。
このカエルは耳の後に毒腺を持っており、豪在来種動物がこれを補食して死ぬため、中には絶滅寸前にまで数の減っている種もある。1月には、ゴアナの絶滅を防ぐため、ケーントード前線の先駆...
ブッシュファイア危険警報で公開中止
7年に1回、それも2日間だけ異様な形と異様な臭いの花を開かせるショクダイオオコンニャクがアデレードの東方にあるマウント・ロフティ植物園で開花した。植物園では、12月28日から温室の花を公開していたが、ブッシュファイアの危険警報が格上げされたため、公開を中止した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
この植物はサトイモ科コンニャク属の植物で巨大な燭台とロウソクの...
医療福祉予算減は上院の抵抗必至
12月15日に発表された期中経済財政見通し(MYEFO)は今後さらに財政赤字が拡大すると予測した上で、医療、福祉などの予算を引き締める政策を提案している。このMYEFOは難民船対策で辣腕をふるったスコット・モリソン財相にとって初の予算政策発表になるが、医療では検査のバルクビリングで政府負担を縮小する案がすでに臨床検査専門家の批判を呼んでいる。
ABC放送(電子版...
成功すれば欧州、米などでもさらに試験
今後何年間か、アメリカのカリフォルニア州の医療企業が、オーストラリアで世界初のパーキンソン病幹細胞治療の臨床試験を行うことが明らかになった。
ABC放送(電子版)が伝えた。
アメリカのInternational Stem Cell Corporationがその企業で、オーストラリアではロイヤル・メルボルン病院で幹細胞治療臨床試験を行うことになった。この第...
12月15日午前2時半がピーク
2015年は国際光年(ひかりねん)に指定されていた。その光年の終わりを飾るにふさわしい光の饗宴が始まり、12月15日早朝にたけなわとなった。
ABC放送(電子版)が伝えた。
これは双子座流星群と呼ばれるもので、小惑星を母天体としてその小惑星から飛び出た塵が地球の大気圏に入り込んだ時に起きる。昔に比べて数が増えていると言われている。
1時間に150個ほどの流星...
大陸東南部の事例について調査結果
ウロンゴン大学の研究者の研究で、大陸東南部のブッシュファイアの圧倒的大多数は人為的な原因によるものとされている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
同大学の「ブッシュファイアの環境リスク・マネージメント・センター」のキャスリン・コリンズ氏が筆頭著者として「International Journal of Wildland Fire」に発表した研究論文は、「NS...
16年ぶりの復活となる全日本空輸(ANA)のオーストラリア路線、羽田~シドニー線の初就航機が12月12日、シドニー空港に到着した。初便の機体には人気映画、スターウォーズのキャラクターの中でも特に人気の高いキャラクター「R2-D2」を前面にデザインした特別塗装機「R2-D2™ ANA JET」を使用。数日後にスター・ウォーズ・シリーズの10年ぶりの最新作『スターウォーズ/フォースの覚醒』が公開され...
地球温暖化とエル・ニーニョの挟み撃ち
気象観測の国際機関、世界気象機関(WMO)は、「地球温暖化とエル・ニーニョの双方の影響で2015年は気象観測史上最も暖かい年になるだろう」と発表した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
WMOによると、産業革命以来現在までに大気温は摂氏1度上昇しており、これが2度になると気候変動も危険な水準になると予測されている。
WMOのミシェル・ジャロージム局長は、...