ナフタリンを焼いてできる炭素が開発の未来を握るカギに
衣類を虫から守るナフタリンは「亀の甲」と呼ばれるベンゼン環2個がくっついた形の炭化水素で、昇華性と強い匂いが特徴になっている。このナフタリンを焼いてできる炭素粉末が、これまで開発が進められてきた絶対零度(摂氏マイナス273度)近くで稼働させるクォンタム・コンピューティングとは異なり、常温でクォンタム・コンピューティングが可能になるかも知れず、...
NSW州首相、イギリスからの医薬40人分を確保と発表
7月5日、NSW州の薬剤抵抗性てんかんの児童患者には、計画されている大麻抽出の医薬の試験実施より前に、NSW州政府がイギリスから40人分の医薬を確保したと報道されている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
この医薬はEpidiolexと呼ばれる内服薬で、海外では既に治験が済んでいる。
マイク・ベアードNSW州首相は、「重度の薬剤抵抗性てん...
洪水突っ切ろうとして引き起こされる死亡事故の繰り返しに
豪雨の度に警察が、「洪水の道路を突っ切ることは危険。歩行者も自動車も洪水を避けるよう」呼びかけているにもかかわらず、洪水を突っ切ろうとして流れに呑まれ、運転者、同乗者が死亡する事故が跡を絶たない。このほど、ニューサウスウエールズ大学が洪水の中で自動車がどのような挙動をするかの実験を始めた。
ABC放送(電子版)が伝えた。
同大学のエンジ...
マコーリー大学、海洋科学研究所合同の試み
ABC放送(電子版)は、シドニーの科学者グループがシドニー・ハーバー各所にロック・オイスターのコロニーを創り、ハーバーの浄化と生物多様性強化を試みていると伝えている。
マコーリー大学の生態学研究者とシドニー海洋科学研究所の研究者のグループは、バルメインとウェイバートンで防波堤に沿って、複雑な磯の地形をまねたタイルを配置、据え付けている。また、他の場所で...
新しく1,700万ドルをかけたエキシビション・センター開所
シドニーのロイヤル植物園はオーストラリアで最初に設立された公立植物園であり、今年で開設200年になる。6月13日、200周年記念行事と新しく1,700万ドルをかけて建設されたCalyxエキシビション・センターの開所式が行われた。
ABC放送(電子版)が伝えた。
このエキシビション・センターは壁一面を植物が覆っており、南半球では最大規...
TAS州立水力発電会社、人工降雨と水害の関係否定
6月5日、TAS州立水力発電会社、「ハイドロ・タズマニア」社は、TAS州ダーウェント川集水域で飛行機を飛ばし、人工降雨のための雲の種まきを実施したが、翌6日、TAS州南部のウーズでウーズ川が氾濫し、農業取れバー・フォスターさん(81)が洪水に流されて死亡している。
TAS州政府は同社から説明を求めると発表している。
ABC放送(電子版)が伝え...
レーク・マンゴの遺跡に残された人骨が大陸で最古と判定
最新のDNA解析技術を使って、NSW州西部のレーク・マンゴ付近のアボリジニ遺跡から見つかった人骨を分析した結果、その人骨がオーストラリア大陸最古と判定された。
ABC放送(電子版)が伝えた。
研究グループは、今回の研究結果で、レーク・マンゴ付近で発見された人骨は、オーストラリア・アボリジニが渡来する以前に大陸に住んでいたが今は絶滅した現代...
インスタグラムで世界中から写真閲覧広まる
ニューサウスウエールズ州バイロン・ベイで水中写真を撮っていた地元写真家のティム・サミュエルさんは、透明なクラゲの中に潜り込んでいる魚を見つけて何枚かの写真を撮り、インターネットのインスタグラムに掲載したところ、世界中の話題になっている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
魚はクラゲの内側ギリギリの大きさながら、自由にクラゲを操縦して泳ぎ回っていたとのこ...
貝の卵から薬剤耐性リンパ腫に有効な化学薬品を抽出
最近の研究でオーストラリア大陸東部海岸に棲息する巻き貝の持つ化学物質が強力な抗がん性を持っていることが突き止められている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
White Rock sea snailと呼ばれる種類の巻き貝の卵から抽出される化学物質は通常のがん細胞に対して効果があるだけでなく、化学療法の薬剤に耐性を持つリンパ腫や子宮肉腫の腫瘍細胞...
石炭運搬船のリーフ海域航行の是非めぐる調査の報告書
QLD州タウンズビルの海洋科学機関の研究で、高濃度の炭塵が海水に混じった場合、2週間以内にサンゴ虫が死滅することを突き止めた。サンゴが死滅すれば魚類や海藻の繁殖にも大きな打撃になる。
ABC放送(電子版)が伝えた。
Australian Institute of Marine Science(AIMS、オーストラリア海洋科学研究所)の研究者...