これまでの定説を18,000年遡る時期
これまでオーストラリア大陸に人類が定住したのは47,000年から50,000年前とされてきた。しかし、最近、研究者チームが北部準州(NT)のカカドゥ国立公園に近い土地の岩窟を調査した結果、実際にはそれより18,000年遡る65,000年以上前という推定が強まってきた。
ABC放送(電子版)が伝えた。
しかし、この岩窟発掘現場そのものの年代について30年...
高度な耐性淋菌が全土の州・準州で発生
抗菌薬耐性を持った病原菌の監視を受け持つ早期警戒システム、「National Alert System for Critical Antimicrobial Resistance (CARAlert)」は、2016年3月17日から2017年3月31日まで、全国73箇所の研究室で、最後の砦となっている抗生物質に高度な耐性を持つバクテリア1064種を同定した。
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高度な耐性淋菌が全土の州・準州で発生
抗菌薬耐性を持った病原菌の監視を受け持つ早期警戒システム、「National Alert System for Critical Antimicrobial Resistance (CARAlert)」は、2016年3月17日から2017年3月31日まで、全国73箇所の研究室で、最後の砦となっている抗生物質に高度な耐性を持つバクテリア1064種を同定した。
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オーストラリア国立大学の植物生理学者
京都の公益財団法人、稲盛財団の主宰する2017年第33回京都賞にオセアニア地域では初めて、オーストラリア国立大学(ANU)の植物生理学者、グレアム・ファーカー博士が選ばれた。
ABC放送(電子版)が伝えた。
ファーカー博士の業績は、光合成と植物生理学の研究全体にわたっており、特に乾燥地域農業向けに作物の水分効率を向上させる研究や気候変動分析などが顕彰され...
救出努力断念し、国立公園野生局員が薬殺
6月9日、NSW州中北部海岸、コッフス・ハーバーの南の砂浜に若いザトウクジラが乗り上げた。10日朝の満潮時を待ってボートで沖に引き出すことも検討されたが、天候の悪化とクジラの容体の衰えのため、NSW州国立公園野生局員が薬殺した。
現場はソウテルの海岸で、10日朝にはトロール漁船で沖に引き出す予定だったが、悪天候のため、漁船の船長が断念を決断した。
クジ...
救出努力断念し、国立公園野生局員が薬殺
6月9日、NSW州中北部海岸、コッフス・ハーバーの南の砂浜に若いザトウクジラが乗り上げた。10日朝の満潮時を待ってボートで沖に引き出すことも検討されたが、天候の悪化とクジラの容体の衰えのため、NSW州国立公園野生局員が薬殺した。
現場はソウテルの海岸で、10日朝にはトロール漁船で沖に引き出す予定だったが、悪天候のため、漁船の船長が断念を決断した。
クジ...
NSW大学の研究者の調査、過去30年に70%減
NSW大学の研究チームの調査の結果、QLD州からSA州までに広がるマレー・ダーリング水系に棲息する水鳥が過去30年間に70%減少していることが突き止められた。
ABC放送(電子版)が伝えた。
この研究報告は、最新のGlobal Change Biology誌に掲載されたもの。
UNSW Centre for Ecosystem Science...
飲料業界は「糖尿病、肥満との関連は不明」と反論
国内研究者が、「オーストラリア国内で販売されているソフトドリンクはブドウ糖濃度が高く、肥満、心臓病、2型糖尿病のリスクを押し上げることになる」との研究結果を発表した。これに対して飲料業界では、そのような因果関係は証明されていないと反論している。
ABC放送(電子版)が伝えた。
「Medical Journal of Australia」に掲載さ...
VIC州で良好な結果得られる
オーストラリア国内ではいくつかの州で国内初の合法的医療用大麻の試験が行われており、これまでに得られた結果からも、重度のてんかん児童患者の症状を改善する希望が生まれている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
VIC州在住のデビッド・タンキー君(14)の場合、生後5か月でてんかん発作を起こし、難治性小児てんかんのドラベ症候群と診断された。現在では月に9回程度の発作を起...
究極のエコカー、オーストラリア初公開
人の排泄物で発電した電力を動力源にしたQUUの電気自動車
QLD州南東部で下水道事業を手がける州政府機関「クイーンズランド・アーバン・ユーティリティーズ」(QUU)は23日、人の排泄物で走る自動車をオーストラリアで初めて公開した。
QUUはブリスベン南部オックスリーにある下水処理施設の敷地内で、住民約30万人分の排泄物から発生させたバイオガスを燃料に発電...