併用療法で転移を促す遺伝子の発現を抑制
Melanoma Institute Australia (MIA)が皮膚がん治療薬の臨床治験を行い、明らかに効果が見られたとしている。研究論文は、New England Journal of Medicineに掲載されている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
この研究では、現在進行性の皮膚がんに用いられている治療薬が、早期に皮膚がんの再発や転移を防ぐ...
オーストラリア国立大学の研究チームが発表
先週、オーストラリア国立大学(ANU)の研究チームが、「科学に対するオーストラリア国民の信条と態度」報告書を発表した。その中で、国民の間に科学に対するポジティブな評価があることは認めたものの、科学の成果についてはやや対立した見解が見られるとしている。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。
回答者の多くが、「医者は職人よりも尊敬されるが...
科学を身近に感じ、関心を高めることを目的に
8月26日、シドニー大学で、子供を集めて「NSW紙飛行機チャレンジ」大会が開かれた。
この大会は、子供達に科学が楽しいもので、誰にでも分かるものだと知ってもらい、科学への関心を高めてもらおうという趣旨で開かれたもので、子供達は思い思いにA4用紙で折った紙飛行機を飛ばして飛行距離を競っていた。
ABC放送(電子版)が伝えた。
現代ほど先端科学が生活...
NSW州で今後5年以内に検査法完成目指す
NSW州保健局とNSW州食品管理局は、今後5年以内にサルモネラなどの食中毒病原体を全ゲノム・シーケンシング技術を使って検出し、さらには発生源も突き止めることで食中毒の蔓延を未然に防ぐことができるようになるとしている。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎は年間200万人前後の人が感染するが、この技術で感...
研究機関、促成高密度栽培技術の試験に
動物性脂肪のバターなどに代わる健康食品として、特に健康に気を使う消費者の間でアボカドの人気が高まっており、消費量が急激に伸びている。しかし、これまで生産農家の栽培が追いつかず、しばしば品薄になることがあった。
しかし、QLD州の農業食品研究機関でアボカドの木の促成高密度栽培技術の研究開発が進められており、現在すでに試験段階に入っている。これが成功すれば大幅...
最新汚水処理設備完成間近、12年間の慣行に幕
オーストラリアのデービス南極観測基地に最新の汚水処理設備が完成間近になっており、2005年以来続いていた人間の排泄物汚水や厨房排水の海洋投棄がようやく終わろうとしている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
汚水や廃棄物の海洋投棄については1972年の「廃棄物その他の物の投棄による海洋汚染の防止に関する条約(ロンドン条約)」で規制されている。
オー...
「過剰服用は母子双方に有害。さらに研究を」
Victor Chang Instituteが、「ビタミンB3サプリメントで流産や奇形児を防げる」という研究結果を発表した。しかし、専門家グループは、「ビタミンB3過剰服用は母子双方に危険。もっと研究を続けるべき」と警告している。
ABC放送(電子版)が伝えた。
シドニー所在の同Instituteの研究チームは、一部の女性が繰り返し流産する原因や一...
フトゲソコエビという微小生物の仕業と判明
8月6日、メルボルン市の南、ブライトンの浜でフットボールの後ですねまで水につかって立っていた少年が足の違和感に気づいて岸に上がるとすねから下が血だらけになっていた。あわてて家に帰り、浴室で手当てしたが血は止まらず、病院に駆け込んだが医者にも原因は分からず、とりあえず無数の細かい傷を治療し、少年を病室で休ませた。
一方、父親がブライトンの浜に戻り、細切れ...
豪南極地名委員会が島、岩、岩礁に26頭の名
ハスキー犬はアラスカのイヌイットの人々が飼っていた品種で寒さに強く、団体行動に適した性格のため、南極探検で広く用いられた。オーストラリアでは、1911年から14年にかけてのダグラス・モーソンのオーストラレージアン南極探検(AAE)で26頭のハスキー犬が用いられた。
8月2日、豪南極地名委員会は、26の島、岩、岩礁にモーソン探検隊の26頭のハスキー犬の...
WA州北部からNSW州にかけての大陸北部
気象庁(BoM)は、2017年7月は、オーストラリア気象観測史上もっとも暖かい7月になったと発表した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
BoMのデビッド・クロック予報官は、「この7月の全国平均気温は、7月としては100年を超える気象観測記録史上もっとも高温になった。中でも気温の高かったのはWA州北部から、NT、QLD州、NSW州にかけての大陸北部だっ...