「クラミジアに冒されていないコアラのサンクチュアリを」

    NSW州議会野党労働党が国立公園化提唱  現在、シドニー都市圏南西部には性病の一種、クラミジアに冒されていないコアラが約400頭ほどいると推定されており、NSW州議会野党労働党のルーク・フォリー党首は、「労働党が政権を取れば、この400頭のコアラの棲息地を国立公園に指定する」との公約を発表した。  ABC放送(電子版)が伝えた。  クラミジアは人間も感染する真正細菌による疾患だが、人間に感染するの...

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    オーストラリアの新砕氷船、ルーマニアで進水式

    オーロラ・オーストラリスに代わり2020年就役予定  現在、ルーマニアで建造中の次世代南極砕氷船「Nuyina」号がこのほど無事に進水式を終え、今後は艤装工事段階に入り、2020年に就役、30年間の任務に入ると伝えられている。  ABC放送(電子版)が伝えた。  Nuyina号は、海況9(波高14m超)の波、ビューフォート風力階級12(ハリケーン)の風、摂氏零下30度から摂氏45度の気温、摂氏零下...

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    アスピリン日常服用は循環器系疾患予防に無効

    オーストラリアの研究でこれまでの説を否定  かつて鎮痛剤として用いられ、副作用が知れ渡ると一旦は使われなくなったが、その後に血液の凝固を防ぐ効果があることから循環器系疾患の治療に用いられるかたわら同じ疾患の予防にも有効とされ、高齢者が心臓発作や卒中の予防に日常的に低用量を服用するようになった。  しかし、オーストラリア国内での大規模な研究の結果、心臓発作、卒中の予防に効果がなく、寿命が伸びることも...

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    NSW州のコアラ、2050年には絶滅の可能性も

    「森林伐採で棲息地が次第に消滅」と研究者  9月7日付で発表されたコアラ問題の報告書の著者で保全生物学者のマーチン・テイラー氏によると、NSW州では2050年までにコアラが完全に絶滅する可能性がある。  ABC放送(電子版)が伝えた。  この報告書はWWFオーストラリアとNature Conservation Council (NCC)が共同で発表したもので、NSW州北部の人工衛星写真から選んで用...

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    乳幼児の段階で自閉症スペクトラム障害発見

    VIC州の大学で開発、産科小児科で試験実施  9月6日付ABC放送(電子版)は、VIC州内の産科小児科看護師は乳幼児の定期健康診断の際に自閉症スペクトラム障害の初期症状を発見する訓練を受けることになる。  ラ・トローブ大学のジョセフィン・バーバロ主任研究員は、「この検査ツールは現在のところもっとも正確な診断法だ」と語っており、既存の検査法に比べて7倍以上の82%という精度がある。  同大学のOlg...

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    「バリア・リーフ財団への巨額助成金は考えられない」

    元財団理事がタンブル首相の行為に疑問の声  グレート・バリア・リーフは水温上昇や白化などで危機が懸念されており、連邦科学産業研究機構(CSIRO)や海洋国立公園局、大学などの国立機関がリーフの研究を続けている。  ところが、先日にはマルコム・タンブル連邦首相が、大手エネルギー企業などがスポンサーになっており、わずか6人の小さな団体、グレート・バリア・リーフ財団(GBRF)に4億4,400万ドルの資...

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    オーストラリアの研究者新抗がん剤を開発

    マウスのがん細胞が「睡眠状態」に  ウォルター・アンド・エリザベス・ホール医学研究所のティム・トーマス、アン・ボス両准教授とジョナサン・ベイル教授らの研究グループががん研究を大きく前進させたと報道されている。  ABC放送(電子版)が伝えた。  グループは、動物の体内のがん細胞を永遠に睡眠状態に置く新しいタイプの薬剤の開発に成功したと報告されている。  この薬剤を投与したマウスの体内の血液と肝臓の...

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    インド生まれのオーストラリア人がフィールズ賞受賞

    13歳で高校卒業の天才、数学界のノーベル賞  4年ごとに、40歳未満の数学に貢献した人、2人から4人に与えられる「数学界のノーベル賞」と呼ばれるフィールズ賞の2018年の賞選考で、インド生まれのオーストラリア人、アクシャイ・ベンカテシュ教授(36)が受賞者に選ばれた。  ベンカテシュ教授は13歳の時に高校の学業を終える天才ぶりを示しており、ABC放送で、「数学者になろうかなと目指していた」と語って...

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    職員6人のグレート・バリア・リーフ財団に4億ドルの金

    環境研究機関の入札競争もなくいきなり巨額援助  グレート・バリア・リーフは白化や大陸から流れ出す水による水質汚染で危機が言われているが、マルコム・タンブル保守連合連邦政権は、グレート・バリア・リーフの健康を回復するためとして、リオ・ティント社やピーボディ社など地下資源、石炭国際企業、カンタス社など大手企業をスポンサーに持ちながら職員はわずか6人という団体に4億4,400万ドルの寄付を決定した。  ...

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    使用済み核燃料棒、シドニーからフランスに輸送

    ルーカス・ハイツ原子炉の燃料棒再処理に向け  シドニー南部のルーカス・ハイツにある研究医療用原子炉から出る使用済み核燃料棒をフランスで再処理するため、7月28日夜、200人の警察官が警戒する中をポート・ケンブラ港まで護送された。  ABC放送(電子版)が伝えた。  使用済みとはいえ、核燃料棒の放射能濃度は高く、厳重に燃料棒を収めた容器はポート・ケンブラからフランスに運ばれ、燃料棒からウラニウムとプ...

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