まれな細菌性疾患に医師らも感染源つかめず
ブルーリ潰瘍は細菌性の疾患で、皮膚に虫さされのような小さなぽつんとした膨らみができるところから始まり、結核、ハンセン病の病原菌である抗酸性菌の出す毒素は免疫系を抑制し、痛覚低下を引き起こし、細胞を壊死させるため、皮膚の潰瘍が広がっていく。主として熱帯、亜熱帯のアフリカなどに多発するが、日本、オーストラリアでもわずかながら発生している。オーストラリアの場合...
電気自動車開発にこれまで中国が最大の供給源
WA州東キンバリー地域ホールズ・クリークで16億5,000万年前の地層から希土類元素のジスプロシウムが発見された。ジスプロシウムは電気自動車、スマートフォン、風力発電機などに不可欠でこれまで99%が中国産。
ABC放送(電子版)が伝えた。
ジスプロシウムは原子番号66番の金属元素で強磁性を持ち、しかも摂氏200度程度でも磁性を保つため、高温になる条...
「北部準州のイリエワニが海を渡った」と専門家
チモール海を挟んで北部準州の北にある東チモール(チモール・レステ)でワニに襲われる事件が激増しており、専門家は、「北部準州(NT)のイリエワニがチモール海を渡ったのではないか」と考えている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
また、専門家は、東チモールとNTで捕獲したワニのDNAを解析、比較すれば仮説が証明される期待している。
一方、東チモールの...
遺体のDNAと膨大な生存者のDNAの照合で
今年11月11日は第一次世界大戦休戦成立の日から100年めにあたるが、100年以上前にフランスで戦死したオーストラリアの無名兵士の親族が突き止められた。
ABC放送(電子版)が伝えた。
シドニー都市圏西部にNSW州保健局が運営するSpecialist DNA Laboratoryの法医学研究者が第一次世界大戦中に戦死した兵士2人の身元を突き止め、2...
海上輸送中に流出の原料用プラスチック・ビーズ
ナードルとはプラスチック製品を造る際に用いる豆大のプラスチックのビーズのことだが、海であろうと陸であろうとこのナードルが大量にこぼれると回収は困難で最終的には海に漂い、不溶性の化学物質を吸着して魚介類を汚染することもある。
2017年、南アフリカのダーバン市沖にいた船から22億5,000万個のナードルが海にこぼれ落ちており、インド洋の海流に乗って次...
医療用アイソトープ製造施設で再度事故
国内で唯一の原子炉は、シドニー都市圏南部のルーカス・ハイツ研究用原子炉施設で、ここでは医療用などのアイソトープを作っている。ここで放射性物質漏洩による放射能汚染事故があり、「現場の安全手順を直ちに見直すよう」勧告する報告書が発表されたその週に再び放射の汚染が危惧される事故が起きている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
Australian Nuclear...
巣分かれに女王バチが群れを連れて移動
湿度の高い春の気候、雨の切れ間、蜜をたたえた花が咲く季節、女王バチ同士の覇権争いで巣分かれが始まる。
この季節、シドニーの都会に近いところでもミツバチの大群が思いがけないところにびしっと止まっているのが目撃される。
ABC放送(電子版)が伝えた。
このミツバチの大群の移動のため、校庭やショッピング街が閉鎖されたり、個人の民家の庭に群がったり、ウルティモ...
報告の科学者の禁止を無視、巨額の契約金獲得
グレート・バリア・リーフの珊瑚礁を守るプロジェクトで政府から何百万ドルもの契約を獲得した会社が、科学者の作成したオニヒトデ退治の調査データを改ざんしていたことが明らかになった。報告書を作成した科学者は調査データの改変を禁止していた。
ABC放送(電子版)が伝えた。
ABC放送の調査で明らかになったもので、この会社は、珊瑚を餌にするオニヒトデの異常繁...
今年2回目の現象
10月中旬、日没直後の西の空に5惑星の整列が見られる。今年は2回目。
ABC放送(電子版)が伝えた。
惑星直列という言葉もあるが、厳密には水星から冥王星(今は惑星から外されている)までのすべての惑星がほぼ一直線に並ぶ現象をいうが、それは非常にまれ。
前回同様今回も肉眼で見られる水星から土星までの明るい惑星が月も交えてほぼ一直線に並ぶ。
西の空に低く、まず水星、金星が位置...
皮膚がん細胞や顔面腫瘍細胞死滅させる効果
オーストラリア原産のジョウゴグモは世界のクモの中でも有数の猛毒で知られているが、国内の研究によると、その毒素が特定のがん細胞を死滅させる効果があることが突き止められた。
ABC放送(電子版)が伝えた。
QLD州ブリスベン市の医学研究機関、QIMR Berghofer Medical Research Instituteの研究によると、QLD州のダーリ...