細菌とタンパク質のグルテンを取り違え
メルボルンのモナシュ大学の研究者がロイヤル・メルボルン病院で続けている研究で、シリアック病のグルテン不耐症の原因は人体の免疫系が、グルテンを真似る細菌に接触した免疫系がその後に小麦粉に含まれているグルテンのタンパク質に触れ、免疫反応を起こすためらしいということが明らかになってきている。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
オース...
規模が大きくなりすぎたと事故対策統括部長
オーストラリアのブッシュファイア危機は規模が大きくなりすぎたため、従来のような予測法では対応できなくなっていると事故対策統括部長が発言。
事故対策統括部長が、オーストラリア南東部の現在のブッシュファイア状況は、火災が大きくなりすぎたため、これまでの科学モデル化では対応できなくなっていると語った。
ABC放送(電子版)が伝えた。
それによると、大規模...
シドニー・カーネルの高濃度塩水で予想しない結果
シドニー南部カーネルの脱塩淡水化プラントは、今年の厳しい水不足のため、建設以来久しぶりに稼働しているが、海水から淡水を取り出し、塩分は海水に混じって再び海に戻される。その排水口周辺で魚類の数が増えていることが判明した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
研究者は、このような結果はまったく予想していなかった。大規模な脱塩淡水化プラントが海の魚の数に...
数学、国語、科学の3分野のPISA調査
世界の50万人強の15歳の学校生徒を対象とする調査でオーストラリアの生徒の学力は、数学では中国の生徒に平均3.5年遅れていること、また数学、国語、科学の3分野で長期的な低落傾向にあることが示されている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
PISA(OECD生徒の学習到達度調査)の調査は、3年ごとに79か国の60万人の15歳の生徒の数学、国語、科学の学力を...
3人グループの残る2人の安否が気づかわれる
11月19日、タムラ・マクビース=ライリーさん(52)、アリス・スプリングス在住のクレア・ホクリッジさん(46)、SA州在住のプー・チャンさんの3人がアリス・スプリングスからドライブに出かけたまま帰ってこず、警察などが出動して捜索していた。ようやく、12月1日に通報でフィンク川河原に3人の乗っていた車と3人グループのうちのタムラさんだけが無事発見された...
がん細胞発見と破壊の新治療技術治験に向け
アデレードの医学研究チームは、新しいがん治療法としてがん細胞を発見し、破壊する技術を開発してきた。間もなく、その技術を治験段階に移行させる用意を進めている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
同研究チームは、2020年より、卵巣がん、肺がんの患者を対象に治験を開始する予定になっている。この治療技術は抗体を使い、がん細胞の死骸または瀕死のがん細胞を標的に...
IAGと米大気研究センターの共同発表
最近の研究で、このまま気候が温暖化するとシドニーやメルボルンの気象は、雹の降る嵐がさらに激しく頻繁になり、現在、QLD州より南にはほとんど来ることのない熱帯性サイクロンがさらに南下するようになり、オーストラリア一帯でブッシュファイアのリスクが高まることになることが報告されている。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
この研究はオ...
ニュージーランドから入国した人物から感染
オーストラリア国内各所でハシカ感染患者が発生しているが、ニュージーランドからオーストラリアに入国した人物がハシカ・ウイルスを持ち込んだと見られており、すでに28人がハシカと診断されている。ハシカのこれ以上の蔓延を防ぐため、感染の可能性のある人には外出を控えることや予防接種励行などが呼びかけられている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
ニュージーランド...
「アデレード、アイス汚染率で世界一」の汚名
世界120都市の下水サンプルの違法薬物検査でアデレードが「世界のアイスの首都」の汚名を受けることになった。
ABC放送(電子版)が伝えた。
この調査は2011年から2017年にかけて主としてヨーロッパの都市の下水からサンプルを集めて調べたもので、対象人口総数は6,000万人。
10月23日付で発行された「Addiction」に掲載されたこの論文は...
ドライバー負傷や車両大破、キャンプ地にも被害
1987年以来1年おきに開かれているダーウィン・アデレード間大陸縦断3000kmのソーラーカー・レースは、レースがSA州北部にさしかかったところで強風が荒れ続けており、参加車両が強風に道路から外れてスピニフェックスの荒野に吹き飛ばされて、ドライバーが負傷したり、車両が大破して棄権するなどの事故が起きている。また、キャンプ地でもテントが吹き飛ばされたり...