福島先生の人生日々勉強
100年と続かないご縁
何かあった時、いつまでもくよくよしたり、怒ったりしていては、人生あっという間に日が暮れてしまいます。人は死ぬのです。死ぬと分かっていて限られた短い人生を生きているのに、その貴重な時間を恨んだり、憎んだりするために費やしてしまうのはもったいないとは思いませんか。目の前にいる人のことが気に障っても100年と続かないご縁です。ましてやその人が大切な人...
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何とかなります
頓知(とんち)で有名な「一休さん」。室町時代に活躍した臨済宗の僧侶、一休宗純がモデルです。児童書やアニメの題材になり人気を集める一方で、詩、狂歌、書画と、風狂の生活を送った「破戒僧」とも称される人物です。破戒僧とまで呼ばれるのは、彼が叡智の人であり、自由なマインドを持っていたからに違いありません。
一休さんは亡くなる直前に、「この先、どうしようもなく...
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不器用さに悩む人へ
学校や職場で、何か新しいことに着手した時、初めからすんなりこなせてしまう人がいます。初対面でもスムーズにコミュニケーションが取れるという人もいます。一方で、自分のことを不器用だと思っている人も大勢います。手先が不器用、会話が不器用、動きが不器用と、人によってさまざまですが、生き方が不器用となると辛いものがあります。
生き方が不器用だという人の中に...
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自分を大切に
他人のやること、なすことが気に障るという人は、自分に甘く他人に厳しいと思われがちですが、実はそう単純なことではありません。何か他人のことでどうしても気に入らない、許せないという人は、その熱量と同じだけ、自分のことが気に入らないのです。しかし、そう言われてもなかなか納得できませんよね。
では、からくりを説明しましょう。例えば、皮肉や嫌味を言う人が嫌いだと...
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心の罠
自分に向けられた他人の言葉が心に刺さることがありますね。家族であれば腹が立って言い返し、けんかになることもしょっちゅうです。
ここで考えたいことは、どうして腹が立つのかということ。「あんなことを言うから。あの人のせいで私がこんな思いをする。あの人が全部悪い」、これらはよくある普通の反応です。励ますにしても、「大変ね、嫌なことされて。あなたはよく頑張っていると...
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へこたれない
人間は忘れやすい生き物です。私たちにとって覚えることは生きていくために大事なことですが、忘れることもそれと同じくらい重要な意味を持っています。例えば友人とけんかをしたとして、もし記憶がいつまでも正確であるとすれば、けんかをした時のネガティブな記憶はそのままとなり、友人との関係の修復は難しくなります。忘れることができるおかげで、その後の付き合いの中で記憶を...
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分け合えば幸せ
先日、子どもたちと一緒に「世界名作劇場」の『小公女セーラ』を観ました。父の突然の死によって孤児となったセーラ。フランシス・ホジソン・バーネットの児童文学『小公女』を原作とした1985年に放送されたテレビ・アニメで、いじめや貧困など深いテーマを扱い、現代の子どもたちにも人気のある作品です。
その第23話。セーラは、お仕置きでしばらく何も食べさせてもらえ...
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重心は真下に
「左へ側(そばだ)ち、右に傾き、前に跼(くぐま)り、後ろへ仰(あお)ぐことなかれ」
これは、座禅をする際の心得として示されたものです。左右に傾かず、前後にも倒れないこと。必ず体を地面に真っ直ぐにして座ること。両耳と両肩、鼻とへそはそれぞれ垂直に相対すること。舌の先は歯の付け根に当て息は鼻より通じること。口は閉じること。真っ直ぐに座っていると、心がすっき...
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すてきな未来
いつの時代にあっても災禍は避けて通れないものですが、良くなったかと思えば悪化し、あちらが正解かと思えばこちらの方がましだったというように、世の中、結局のところ、先のことは完全には読めません。人工知能が発達し、スーパーコンピュータの性能の向上と共に予測精度が上がってきているとは言え、たった1秒後の世界でさえ完全に正確に知ることはできないというのが現在の科学...
福島先生の人生日々勉強
大人の空想力
学校からの帰り道、友達と空に浮かぶ雲を指差して、「ねえ、あの雲、羊に見えない?」「私にはクリームパンに見えるよ」と、空想を広げた思い出がありませんか。カーテンをドレスに見立ててはしゃいだり、段ボールで秘密基地を作ったり、子どもたちはさまざまなごっこ遊びをしますよね。何でも自由に思いのままに空想して楽しむ天才です。
「子どものころは良かった」と思うのは、...