第73回 日豪プレス法律相談室
鋼橋級に強固な契約書の作成
拘束力の強い契約書には、3つの重要事項が含まれています。シドニーのハーバー・ブリッジ(2000人が建設に携わり、8年の工期を経て1932年に完成した世界最大級のアーチ橋)建設の際に交わされた契約書を例に挙げ、それらを見ていきましょう。
1924年3月24日、建設業者Dorman Long and Coの代表者とニュー・サウス・ウェール...
第72回 日豪プレス法律相談室“EMOJI” ~顔(絵)文字で名誉棄損?
絵文字でのつぶやきにご用心
裁判所ではこれまで何度も、名誉棄損に関する「語句」が中傷的かどうかの議論がされてきましたが、昨年にニュー・サウス・ウェールズ州地方裁判所で行われた、Twitterで“口にチャック顔”の絵文字1つを使ってリプライした人が名誉棄損で訴えられた裁判で、Gibson判事が“印象”テストを適用、豪州で初め...
第68回 日豪プレス法律相談室豪州法の下でのヘビ、カンガルー、馬、弁護士の扱い
あるドライバーがクイーンズランド州で今年6月、ヘビと戦っていたことを理由にスピード違反の取り締まりを逃れたことが話題になりました。制限速度時速100キロの道を123キロで走行中だったジミーさんを捕まえた警官は、車中に大きなブラウン・スネークを見つけ、言い訳が本当だと知ったのです。このヘ...
第67回 日豪プレス法律相談室世界の「ながら運転」罰則事情
運転者が運転以外のことに意識を向けることの危険性はオーストラリアでも問題になっており、スマホ「ながら運転」罰則強化などの対策が講じられています。例えば今年8月、ブリスベンで信号待ちの間に車のソケット充電器にスマホをつないだドライバーが、携帯電話の違法使用に対する罰金の最高額を科せられるという制裁を受けました。
ドライバーの不注意が原因...
知ってると知らないでは大違い!
日豪プレス 法律相談室
第66回 スマホ“ながら運転”
オーストラリアでも運転中の携帯電話使用は違法ですが、信号待ちや渋滞にはまって車が停止している時でも携帯電話に触れてはいけません。他にもスマホ関連では、運転中の以下の行為が禁止されています。
電話の電源オン/オフ操作
電話をかける/受ける
テキスト・メッセージを送る/読む(オーストラリアでは画面を見ること...
知ってると知らないでは大違い!
日豪プレス 法律相談室
第65回 チケット転売詐欺
大好きな歌手のコンサート・チケットが即完売でがっかりという経験はありませんか? 更にショックなのは、転売サイトなどの二次流通サービスを通してやっとの思いで入手したチケットが偽物だった時ではないでしょうか。先日アデレードで行われたエルトン・ジョンのコンサートで、約200人のファンが詐欺でつかまされた偽物チケット...
知ってると知らないでは大違い!
日豪プレス 法律相談室
第65回 チケット転売詐欺
大好きな歌手のコンサート・チケットが即完売でがっかりという経験はありませんか? 更にショックなのは、転売サイトなどの二次流通サービスを通してやっとの思いで入手したチケットが偽物だった時ではないでしょうか。先日アデレードで行われたエルトン・ジョンのコンサートで、約200人のファンが詐欺でつかまされた偽物チケット...
知ってると知らないでは大違い!
日豪プレス 法律相談室
第64回 クレーム・ファーミング
QLD州ボーエンのマンゴー栽培、NT州ハンプティ・ドゥーのバラマンディ養殖など、オーストラリアの“ファーマー”は海外からも高い評価を得ています。ファームやファーマーというワードに関連して、オーストラリアには決して自慢できるものではない“クレーム・ファーミング”があるのをご存知ですか?
賠償請求を行うこと...