Q 犬を放すことが出来るドッグ・パークはシドニーに幾つかありますが、あるパーク内で別の犬の飼い主に、私の飼い犬がその人の犬を襲った、として後日訴えられました。実際には、犬同士は威嚇し合っただけで、私の犬はその犬に触れてもいません。こういった場合、どのように対処したら良いのでしょうか。
(30代会社員=女性)
A ドッグ・アタックとは
もし飼い犬が他の動物や人間を襲った場合(一般にドッグ・ア...
Q 友人が警察沙汰になり裁判所に行くことが決まりました。英語の能力面では問題無い人ですが、費用を掛けたくないため、弁護士を雇わずに自分で処理することは可能なのでしょうか。
(24歳学生=女性)
A どのような類の犯罪でしょうか。また、事件の背景や、その方の社会的立場や犯罪歴などによっても状況は変わってきます。
確かに裁判所に出廷する際に、必ずしも弁護士を依頼しなければならないという取り決め...
Q 日本人同士のディファクトについて質問があります。私たちはオーストラリアに住んで長いのですが、彼には日本に前妻と子どもがいます。こうした状況で、彼がこちらで遺産を遺した場合、国籍が日本である私たちの場合は誰が遺産を相続するのでしょうか。
(40歳主婦=女性)
A 「ディファクト(de facto)」とは「事実上の」という意味のラテン語で、これに「marriage(結婚)」や「couple...
Q オーストラリアで買い物をするときに店員さんから「“Lay-bys”出来ますよ」と言われることがありますが、“Lay-bys”とは一体どのような仕組みなのでしょうか。
(40歳主婦=女性)
A オーストラリアとニュージーランドで見かける“Lay-bys”とは、簡単に言えば「店との合意の下、割賦(かっぷ)で消費者が商品を購入する制度」です。イギリスなど他国では“Layaway”と呼ばれる似...
Q 隣人宅に犬がいるのですが、昼夜問わず吠えています。飼い主に何度苦情を伝えても聞く耳持たずといった感じで、あまり言い続けると争いごとになりそうで困っています。法律にのっとって、このようなご近所トラブルを解決する方法は何かあるでしょうか。
(45歳主婦=女性)
A アパートなどの集合住宅であれば規約違反という根拠から法人による注意が一番の方法になりますが、一軒家の場合は匿名で注意をするわけ...
Q オーストラリア国籍の男性とディファクト(事実婚)として一緒に住んでいますが、最近私たちの間で私の先夫との間の子どもと養子縁組をする話が出ています。養子縁組をするとはどのようなことなのでしょうか。ちなみに、子どもは現在6歳です。
(40歳主婦=女性)
A 養子縁組とは、ある子どもが実親の子どもでなく、ある他人の子どもとなるための正式な手続きです。養子縁組が認められればその新たな親子関係は...
Q 不動産に関して「ストラータ・タイトル」という言葉をよく聞きますが、アパートやユニットのことでしょうか。この用語について詳しく教えてください。
(34歳会社員=男性)
A 初めに「タイトル(権原)」という概念はイギリスを始めとして、アメリカやオーストラリアにおける不動産の基礎となるもので、特定の不動産に対する根源たる権利です。
NSW州ではトレンス・システムと呼ばれる登記制度を採用してお...
Q 遺言書作成について質問です。私の子どもは障害を持っており、今18歳ですが今後もずっとケアが必要です。遺言を遺す時の注意点などを知りたいです。
(50歳主婦=女性)
A 最終回の今回は、受託者の性質と選択の考察に関してお伝えします。
前回の遺言トラストの説明で述べた通り、遺言トラストの受託者は遺言執行人であり、また受益人の1人でもあるというケースが多く見られます。これは法的には全く問題あ...
Q 遺言書作成について質問です。私の子どもは障害を持っており、今18歳ですが今後もずっとケアが必要です。遺言を遺す時の注意点などを知りたいです。
(50歳主婦=女性)
A 前回は、一般的な遺言書では必ずしも個々の状況に即さない場合があることについてお話ししました。2回目の今回は遺言書上のトラスト規定についてお伝えします。
「トラスト」とは、自分とは別の第3者の利益のために財産を保有したり運...
Q 遺言書作成について質問です。私の子どもは障害を持っており、今18歳ですが今後もずっとケアが必要です。遺言を遺す時の注意点などを知りたいです。
(50歳主婦=女性)
A 過去にも遺言書について書きましたが、今回のテーマは考察が多岐に及ぶので3回にわたっての回答としたいと思います。
受益人の障害の有無に関わらず、遺言書の作成が大切であることは過去の記事でお伝えした通りです。遺言の内容は人そ...