第114回 苦闘
文・植松久隆 Text: Taka Uematsu
スコット・マッキンタイアのツイッター・アカウント。それまで定期的に投稿していたツイートは、突然の逮捕の4日前に更新されたままだ
スコット・マッキンタイア。豪州フットボール好きの読者には、もしかすると聞き覚えのある名前だろう。彼は準国営放送のSBS勤務時代から豪州フットボール界有数のアジア通として知られ、筆者も取材先で...
第113回 快挙
文・植松久隆 Text: Taka Uematsu
マリノスではその揺るがないキャラで“ボス”という愛称で親しまれているポスタコグルー。昨年のJリーグ対広島戦で筆者撮影
豪州フットボール絡みの快挙が続く。やはり、その筆頭はアンジ・ポスタコグルーのJリーグ制覇ということになる。その詳細は後に触れるとして、他の快挙をおさらいしておく。
日本のお隣の韓国では、国内リーグKリ...
第113回 快挙
文・植松久隆 Text: Taka Uematsu
マリノスではその揺るがないキャラで“ボス”という愛称で親しまれているポスタコグルー。昨年のJリーグ対広島戦で筆者撮影
豪州フットボール絡みの快挙が続く。やはり、その筆頭はアンジ・ポスタコグルーのJリーグ制覇ということになる。その詳細は後に触れるとして、他の快挙をおさらいしておく。
日本のお隣の韓国では、国内リーグKリ...
第112回 追い風
文・植松久隆 Text: Taka Uematsu
世界有数のストライカーと誰もが認めるサム・カーには、その去就にも注目が集まったが、今季はチェルシーでプレーすることになった(写真提供:NIKSTAR)
豪州フットボールは、世界と対等に渡り合えているのだろうか——。
サッカルーズは、アジアの強豪ではあるが世界の強豪と呼ぶのは憚(はばか)られる。男子のトップ・プレーヤ...
第111回 日本代表
文・植松久隆 Text: Taka Uematsu
初勝利を上げた日豪戦の試合終了直後。観客に応える知的障害者フットサル日本代表メンバー(筆者撮影)
「INASグローバル・ゲームス」をご存知だろうか。「国際知的障がい者スポーツ連盟(INAS)」が知的障害を持つ人びとの国際総合スポーツ競技大会として4年に一度開いている大会で、その第5回大会が筆者が住むブリスベンで1...
第110回 男泣き
文・植松久隆 Text: Taka Uematsu
試合直後、この姿勢のまましばらく動かずにいた伊藤の脳裏には何がよぎったのだろうか(筆者撮影)
先月号で、今年はローカル・シーンで日本人選手の活躍が目覚しいと書いた。それから約1カ月経っても、その勢いは止まらない。各州のナショナル・プレミア・リーグ(NPL)王者の対戦、ファイナルズ・シリーズでは、岡田武瑠が所属するニ...
第109回 躍動
文・植松久隆 Text: Taka Uematsu
今年で豪州3年目になる元日本代表の田代有三(写真左)とAリーグ挑戦も視野に入れる若手アタッカー岡田武瑠(写真右)
毎年、この次期は似たようなことを書いている。例年、この時期が豪州フットボール界の「トランジット」期だとかなんとか。シーズン開幕に向けて準備が進むAリーグ・クラブ、そしてレギュラー・シーズンを終え、王座を懸...
第107回 薄氷
文・植松久隆 Text: Taka Uematsu
今や世界を代表する女子フットボーラーのサム・カーは、人気・実力ともにマチルダスでナンバー・ワン。地元紙の女子W杯特集でも大きく取り上げられた(筆者撮影)
女子W杯が盛り上がっている。少し遅れて、コパ・アメリカも始まった。やっぱり、大きな大会はウキウキする。日頃見られない国々のフットボールを、まさにショーケース的に見ら...
第106回 頂点
文・植松久隆 Text: Taka Uematsu
今季で引退のアレックス・ブロスク。グランド・ファイナルでも確かな存在感を見せて、最高の結果でキャリアを締めくくった(写真:高坂信也=セミ・ファイナル時)
2018/19シーズンの最後を飾る試合は、少々エンタメ性を欠く、良く言えば締まった試合だった。5月19日、パースの真新しいオプタス・スタジアムで行われた「Aリーグ・...
第106回 功労者
文・植松久隆 Text: Taka Uematsu
すがすがしい表情の引退セレモニーでのマッカイ。また1人、レジェンドがピッチを去った(Photo: Nino Lo Guidice)
今季のブリスベン・ロアは、守備の崩壊、主力のけがの多発などもあり、過去最悪の成績で9位に沈んだ。シーズン途中で退任したジョン・アロイジ前監督に代わって就任したロビー・ファウラー新監督の...