筋ジストロフィー慈善活動を顕彰
アメリカのコメディアン・俳優のジェリー・ルイス氏が、筋ジストロフィー慈善活動を認められ、オーストラリア勲章名誉受勲が決まった。
ルイス氏は筋ジストロフィー研究のために26億ドルを集め、また、この疾患の認識普及に努めてきたことを顕彰されたもの。
オーストラリア勲章を受けたルイス氏は、「非常な名誉だ。オーストラリアはアメリカに次いで好きな国だ」と語っている。また、...
またアボット発言が物議をかもす
イギリス生まれでオーストラリアに移民してきた家族の子供、トニー・アボット連邦首相は徹底して英国中心の世界観だ。先日のように、スコットランド独立運動について意見を求められ、「自分が何かを言う立場にはないが」と前置きして、「独立派は自由の味方ではないし、民主主義の味方でもない」と発言し、スコットランドの独立運動リーダーから、「オーストラリアの首相は愚かな発言でよく知ら...
オーストラリアを代表する作曲家
8月8日、オーストラリアを代表するクラシック作曲家、ピーター・スカルソープ氏が死去したと伝えられている。85歳だった。
スカルソープ氏はオーストラリアの自然風景を題材にした作曲で世界的に有名であり、日本の作曲家、故武満徹氏とも親交があった。
1929年4月29日、TAS州ロンセストンに生まれたスカルソープ氏はシドニーで作曲を教えていたこともある。8月8日朝、シ...
今年は、1944年8月5日未明に起きた「カウラ事件」から70周年の節目の年。日本人捕虜231名が犠牲となった近代史上最大の脱走事件の舞台となったNSW州西部の街・カウラでは、8月1日から5日までの5日間に渡って慰霊祭などの様々な記念行事が行われた。
それら記念行事の一環として、8月1、2日に行われたのが、日本の演劇集団・燐光群による演劇「カウラの班長会議」の公演。数多くの著名な賞を受賞す...
メルボルンの芸術家がシドニー市に抗議
シドニー市が購入した特大芸術作品にメルボルンの芸術家が、「2005年に自分が作った作品にそっくりだ」と盗作の訴えを挙げており、訴訟も辞さない構え。
作品はカートンのミルクなどを入れるプラスチックの枠箱を巨大にしたもので、一辺が13.7mにもなる。訴えているのはメルボルンのジャラッド・ケネディ氏で、2005年マクレランド賞に出品した「Court」と、シドニー...
MH17ウクライナ東部上空撃墜事件
アムステルダムからクアラルンプールに向かっていたマレーシア航空MH17便がウクライナ東部の親ロシア武装勢力地域で撃墜された事件で、メルボルンで開催の第20回国際AIDS会議の参加者が同機に乗っていたことが明らかにされている。国際AIDS学会(IAS)では、これまでに6人の名前が明らかになったとしている。
その一人がIAS元会長のユップ・ラング氏と発表されてい...
フィオーナ・ラウリー氏の建築家肖像
7月18日、NSW州立美術館で2014年アーチボルド賞入選者発表があった。今年の受賞者はフィオーナ・ラウリー氏で、建築家ペネロープ・サイドラー氏を淡い彩色で描いた作品を出品していた。
アーチボルド賞は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、「ブレチン」誌の編集者としてオーストラリア共和制愛国主義と白人優越有色人種排斥を掲げ、博愛主義者とされているジャーナリス...
カリキュラム保守連合編成チーフ発言
労働党政権期、教員、識者、教育学者など立場の異なる教育関係者が協力して数年かけて編成した全国カリキュラムを保守連合政権が一挙に覆し、超保守で知られた学者らを集めてカリキュラム編成やり直しを命じた。
7月15日、そのパネルのケビン・ドネリー共同座長が2UEラジオのジャスティン・スミス番組に出演し、「学校での体罰は非常に有効」と発言し、「教育を何十年も引き戻すあ...
「名誉殺人」擁護のタイトルで大反響
南米、太平洋諸島、南アジアから中東にかけて、しばしば問題になる「hounour-killing(名誉殺人)」は、特に親の許可なく女性が他宗教信者と交際、結婚した、あるいは西洋的な服装をしたというだけの理由で、女性が家族の名誉をけがしたとして、名誉を守るために家族が女性を殺害するというもので、日本でも江戸時代まで武士の妻が姦通した場合に夫が妻を殺害することが認め...