次々と崩れていくホッキー予算政策
トニー・アボット保守連合政権は就任以来強権的な態度で強引な政策遂行を進めてきたが、財政黒字回復を掲げた緊縮予算は低所得者に厳しく、高所得者に優しい緊縮とはほど遠い、「金持ち」のお手盛り予算の観がある。昨年の選挙では保守連合を支持した浮動層も予算案で我に返ったという情勢で保守連合支持率は低迷し、特にアボット首相支持率はそれほどカリスマ性もないビル・ショーテン労働党...
緊縮予算政権の豪華な宮廷政治
現トニー・アボット保守連合は「おもらいの時代は終わった」のスローガンで政権に就いた。
しかし、政権就任以来、国民特に貧乏人には「福祉期待」をいましめながら、自分たちは大盤振る舞いを続ける姿が次から次へと報道されている。特にトニー・アボット首相や他の閣僚が野党時代にチャリティ・スポーツ参加の経費を経費として請求したり、ジョージ・ブランディス法務長官は事務室の本棚が移...
「予算議会通過が最優先」と幹部議員
国内では「財政は危機状況」と言い続けているジョー・ホッキー財相がニュージーランドを訪れた際には、「豪財政は問題なし」と発言したことが報道され、「いったい本心はどこにあるんだ?」と揶揄されている。
保守連合の有給産児休暇(PPL)は、あまりにもあからさまな高額所得者優遇で野党や福祉団体から批判され、与党平議員や経済界からも「企業負担は難しい」として四面楚歌の状...