四面楚歌の「中国のならず者」発言
ABCテレビ放送の「Q&A」に出演したクライブ・パーマー連邦議会下院議員が、「中国政府は自国の国民を射殺するならず者」と発言した。しかし、8月26日、パーマー議員は駐豪中国大使に宛てて「先週の自分の発言を衷心よりお詫び申しあげたい」旨の謝罪状を送った。
中国大使宛の謝罪状はパーマー氏の事務所から発表され、「私の言葉づかいで中国国民を侮辱することになっ...
急に研究の重要性を力説
8月26日、トニー・アボット連邦首相は、「主要予算法案が成立しなければ増税と研究予算切り詰めもやむをえない」という閣僚発言を否定した。しかし、マシアス・コーマン予算相は、「もし、緊縮財政予算法案が受け入れられなければ将来の政府が増税しなければならなくなるだろう」と改めて強調している。
これまでも閣僚と首相の間で意見の相違が現れ、閣僚が引き下がることは何度もあった。しかし...
ノーベル賞受賞医学者が政府批判
保守連合政府の予算法案は各界から批判を呼んでおり、5月の予算案発表以降保守連合支持率もじりじりと下がり続けている。国民の大半が、「財政黒字回復に向けた予算案」の必要を認めているが、弱者への予算を削り、強者への予算を温存するという不公平予算のあり方に批判が挙がっている。そのため、「政府がなぜこのような予算案を強行しようとするのか?」をいぶかる声も多い。
政府の不人...
豪人テロリスト化根絶に向けた対策
8月26日、トニー・アボット豪首相は、オーストラリア生まれの国民が過激化し、海外に出てテロリスト化する動きを封じる対策をさらに詳しく発表した。その一環として反テロリズム対策への予算増額が挙げられている。
先月にはオーストラリアの各種諜報機関に6億3,000万ドルの追加予算を発表していたが、26日にはさらに、「オーストラリア生まれのテロリストの脅威を引き下げるた...