歯止めのない国家権力で拷問も可
中東の新しい凶暴なイスラム国問題や国内のイスラム過激派一斉取締などを背景としてこれまでの反テロ法制を上回るテロ活動防止法案が提出されたが、条文があいまいな表現で諜報機関など国家権力を強化する内容になっており、連邦議会は大手野党議員だけでなく、諸派無所属議員も危惧している。
オーストラリアでは1980年代末までQLD州のビヨルケ・ピーターセン政権下で集会やデモを禁...
盗聴会話内容からテロ厳重警戒体制
9月21日夜、連邦議事堂事務局は、大臣執務棟の閉鎖と関係者付き添いのない立入をすべて禁止する措置を「直ちに有効」として発表した。
9月19日、トニー・アボット連邦首相が、公安当局の盗聴した会話内容から連邦議事堂がテロの標的になる可能性が明らかになったと発言しており、それに対応して19日にはこれまで議事堂内の警備が、非武装の一般公務員から連邦警察警察官に切り替え...