オーストラリアで夢のマイホーム計画
第99回
物件購入にかかる経費(2016年版)
物件を購入するためには、多額な費用が必要だということは、ご存知であると思います。ただ何がどれくらい必要か、分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。今回は物件購入時にかかる主な諸経費の最新情報をお伝えします。
頭金
最も大きなものは頭金でしょう。リーマン・ショック以前は100パーセント・ローンなるもの...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第98回
繰り越し返済のすすめ
2008年のリーマンショック以降、オーストラリアの金利は最低値を記録中です。物件の値段は高騰しているものの、この低金利の間にどんどん住宅ローンを返金すれば、自宅のエクイティー(正味資産)を増やすだけではなく、返済を早めに完了することができます。
固定金利の場合には基本的には一定以上余分に支払いをすることはできませんが、変動金利...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第97回
銀行はどのように融資額を決める?
私がオーストラリアに生活拠点を移し始めたのが2002年。気付けば来年で15年目を迎えますが、当時と今のシドニーとではずいぶん変わったと思います。当時はかなりの円高で1ドル=60円台、ちょうど70円台に乗るかという時代でした。今では人口がかなり増加し、物価も上がりましたが、何よりも驚くのは不動産物件の値段です。当時は...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第96回
外国人投資家への印紙税増税
多額の中国マネーが入ってくるオーストラリアの不動産事情。その中国マネーが物件価格の高騰に大きく加担していると言われてきましたが、外国人投資家にとっても人気の3州で、外国人投資家に対して物件購入への制限が更に強まりました。今回の州政府の動きは、物件高騰に歯止めをかけるカギとなるのでしょうか。
これまでも購入は投資目的であれ...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第95回
気になる「マイ・ホームの頭金」
先月5月中旬のオークション・クリアランス率は80パーセントを超えるものとなりましたが、物件の値段は昨年から比べ確実に緩和している模様です。これまでに高騰し過ぎたことが理由なのか、来月7月の選挙が理由なのか、いろいろと分析されていますが、マイ・ホーム購入希望者にとってはうれしい現象です。かといって、決して安くはない物件...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第94回
銀行融資に影響する「未払い」のリスク
先月3月1日付けのシドニー・モーニング・ヘラルドの記事「Riches to rags: A Family made homeless from a credit card debt」は、ぜひ皆さんにも一読して頂きたい内容です。一般の中流階級の家庭が、クレジット・カードの未払いが原因で最終的にはホームレスになっ...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第92回
賃貸とは違うマイホームの費用
不動産情報サイトDomainの1月14日付のニュースで「シドニーの賃貸物件の家賃が3年ぶりに下落した」という記事を読みました。確かに販売物件の値段も上限を突いたような感があります。年末年始のホリデーで動きが静かになっていることを考慮に入れたとしても、マーケットの様子が以前と違うことを皆さんも少なからず感じているのではな...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第91回
不動産、金利…気になる2016年の行方は?
皆様、新年明けましておめでとうございます。2015年は2月に2.25の政策金利から始まり5月に最低値を記録する2.0となり、12月まで政策金利はそのまま維持されました。物件価格が異常に高騰する中、低金利だけが救いでありました。2016年は一体どうなるのでしょうか。
15年7月初旬には80パーセントを超える...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第90回
強化される投資ローンの条件
今年も終盤ですね。そして今年は専ら物件価格の高騰ぶりが話題となりました。金利は歴史上の最低値を保ち、物件ブームのサイクルに乗ろうとたくさんの新築物件もあちこちで建築が進みました。
オーストラリアの物件事情は今後どうなるのだろうかと思っていた矢先、とうとう銀行が動き出しました。まずは銀行を取り締まる「オーストラリア健全性規...