オーストラリアで夢のマイホーム計画
第119回 今後、融資は厳しくなるのか、緩和されるのか
本記事を読まれているころには、オーストラリアの中央銀行「オーストラリア・リザーブ・バンク」の政策金利が既に発表されているのではないでしょうか。
この政策金利のレートは、長期間にわたり下がることはあっても上がることはありませんでした。しかし、7年目にして政策金利の上昇がいよいよ現実しようとしています。...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第118回 ファースト・ホーム・オーナー・グラント
モーゲージ・ブローカーとして仕事を始めて、現在の政策金利や銀行の大体の金利などは頭に入っていても、どうしても追い付かない情報と言えば、現在のファースト・ホーム・オーナー・グラントです。これまでに何度も名称を含め変更を重ねています。下記の表にこれまでのグラントを全国対象のものとNSW州に焦点を当てまとめて...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第117回 2軒目の購入を検討する
3月ごろから、投資家への規制ポリシーを軽減するという話をちらほらと耳にするようになりました。これまで規制が非常に厳しかったため、実際に多くの投資用ローンが減少したのは事実です。今後、銀行がどれだけ投資ローンに対して規制を緩和するのか目が離せないところです。
さて、今回は弊社へ問い合わせがあった、物件を既に持っている方の...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第116回 注視したい銀行の融資条件の変更
オーストラリアの中央銀行であるリザーブ・バンクの政策金利の決定も、前回と変わらず1.5パーセントでした(今年度初)。2016年8月より実に1年半もの間、継続されています。その一方で、政策金利は変わらずとも、実際に我々が融資を求める時の金利は、各銀行のポリシーに合わせて大きく変化し続けています。
私たちモーゲージ...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第115回 インタレスト・オンリー商品の危険性
以前の記事でインタレスト・オンリー(Interest Only)ローンについてお話ししたことがあると思います。ローンの利子分のみを返金するだけなので、毎回の支払い額が少なく、多くの投資家に人気のローン商品の1つでした。物件の高騰化に伴い、ローン額も上昇し、居住用購入者の間にも利用者が増えてきました。
ただし...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第114回 2018年、夢のマイ・ホームを手に入れるために
明けましておめでとうございます。昨年度もご拝読、誠にありがとうございました。さて、2018年は一体どんな年になるのでしょうか。
業界をリードする方々も、金利に関しては意見が割れ、そのまま政策金利は一定だという人もいれば、18年の間に上昇するという人もいます。金利は低いに越したことがないので...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第113回 ポスト・コード規制
今年もあと、残すところ1カ月となりました。
2016年8月から引き続き17年の政策金利は1.5パーセントで継続されています。18年の専門家の予測では、5月ごろに0.25パーセント上昇し、また年末に向けて0.25パーセントで、合計0.5パーセント上昇すると言われています。
17年も上昇すると言われながらの現状維持でしたので、実際...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第112回 シングル・インカム VS ダブル・インカム
2017年も残すところ2カ月となりました。今年は「銀行融資が厳しかった年」と言えるでしょう。それこそリーマン・ショック以前には、銀行に言われるまま借りてしまえば、借金地獄が待っているのかと思えるほど寛大な融資を受けることができました。今や物件の値段は高額な上、銀行の許す融資枠も非常に厳しくなっており、ま...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第111回 住宅ローン支払い額
今年も残すところあと3カ月となりました。10月が来ると時の経つ早さをしみじみと感じるのは私だけでしょうか。
さて、高騰するシドニーの物件、多少は緩和してきたような感じも受けますが、場所によってはそんな情報とは関係ない金額がオークションで飛び交っています。物件価格が高額であるということは、それに伴う住宅ローンも高額であるケースが...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第110回 物件価格と家屋査定
住宅ローンを組む際、銀行からの融資は8割まで。それを超えると融資のための審査が厳しくなる上に、銀行にローン返済中の万一に備えた保険料金を支払う必要が出てくるということを、本コラムでも何度かお話しさせて頂いています。
ただし、間違いやすいのは、8割と言ってもこれは単純な物件価格に対する割合ではないということです。
審査する銀行に...