オーストラリアで夢のマイホーム計画
第141回 新型コロナウイルスの影響による緊急利下げ
この記事を書きながら思うのは、4月1日に新聞が発行されているころには、内容は既に古過ぎるのではないかと思うほど、秒刻みで多くのことが変わっていくであろうということ。オーストラリア人の海外渡航禁止令が発表されたかと思えば、次には全ての外国人の入国が禁止されることとなりました。カンタス航空が2万人の従業員...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第140回 オフセット口座
昨年終盤から続いた山火事に続き、年明けから大きなニュースになっている新型コロナ・ウイルス(COVID-19)の影響で、多くの専門家がオーストラリアの3月の政策金利は下がり、最低金利を更新するのではないかと予想しています。毎月第1週の火曜日に発表される政策金利。今月3日(火)に政策金利はその予測通り下がるのでしょうか。
昨年度は...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第139回 下がるか、下がらないか
2020年のオーストラリア準備銀行の幕開けは、2月第1週の火曜日である2月4日です。記事を書いている今はまだ分かりませんが、多くの業界専門家たちは20年第1回目の決定で、また政策金利が下がると予測しています。さて政策金利は下がったのでしょうか。
1990年から2019年の間のオーストラリアの政策金利の平均は4.32パー...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第138回 2020年度の行方
新年明けましておめでとうございます。
2020年、今年は日本にとっては東京五輪のある華麗な年となります。この五輪効果で、日本の経済も更に拍車が掛かるのではないでしょうか。
15年には豪ドルが1ドル100円台にまで上昇しましたが、今や1豪ドルが75円前後まで下落しています。オーストラリアの政策金利が1パーセントを切り、記事を...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第137回 2019年住宅市場動向を振り返り
2019年も残すところ1カ月となりました。今回の記事ではこの1年を振り返ってみたいと思います。
16年8月から1.5のままずっと変わらなかった政策金利が、今年の6月から3回にわたり減少。1パーセントを切り、0.75と歴史的な低金利となっています。貯蓄から生まれる利子に頼って生活をする高齢者の方が、継続する低金...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第136回 最新の住宅市場動向
ACCCの調査
2016年8月から19年5月までずっと継続された1.5パーセントの政策金利が、この約5カ月間で0.75ポイント減少し、とうとう1パーセントを切り、現在0.75パーセントとなっています。政策金利が下がっても銀行がその下がり幅通りに住宅ローンの金利を下げないことに政府が強く抗議し、現在、ACCC(オーストラリア...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第135回 CCR制度
現在、日本から執筆をしています。オリンピックが近づいているためか、日本では食事、情報、サービス、多方面にわたり更にクオリティーが高くなっているような気がしています。日本の滞在を満喫している最中に、飛び込んできた目が覚めるようなオーストラリア金融業界のニュースをご紹介します。
オーストラリアでは、ローン審査の大切な過程として、ローン...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第134回 ウェストパック銀 VS. ASICの裁判の行方
先月のオーストラリア証券投資委員会(ASIC)とウェストパック銀行の裁判の結果はなんとウェストパック銀行の大逆転となりました。ローン審査時に細かく質問されるようになった「生活費の宣言(Declaration of Living Expenses)」が中心となる内容だったので、私も興味深く裁判のニ...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第132回 豪中銀、0.25%の利下げ
先月6月に2年10カ月の間変更されることのなかったオーストラリアの政策金利がとうとうカットされました。業界は、オーストラリア準備銀行(豪中銀)が今年中に再度金利をカットすることを強く予測しています。
さて、政策金利が下がったとしても、ローン支払額に直接影響するためには、金融機関がそのカットされた数字同様に変更しなけ...
オーストラリアで夢のマイホーム計画
第131回 選挙結果と不動産業界の行方
5月18日に行われた国政選挙は、「労働党が政権を奪取するのでは」という多くの予想に反し、保守連合が勝利、政権を維持するという結果に終わりました。選挙ウィーク明けのオーストラリアの株式市場では軒並みポジティブな結果が表れ、特に4大銀行の株価は6%以上の上昇となりました。
仮にビル・ショーテンが率いる労働党が政権交代を...