NPT非批准国禁輸解除以来初
8月18日、オーストラリア政府とインド政府の間でウラニウムの輸出契約が成立したと伝えられている。
インドはパキスタン、イスラエルとならんで核兵器を所有し、かつ核拡散防止条約(NPT)には未署名であり、そのため、オーストラリアは、脱退した北朝鮮、条約を批准しているが敵性国とされるイランを加えた5か国に対するウランの輸出を禁止していた。しかし、2012年にアメリカが対...
ウイングスーツでベース・ジャンプ
8月17日、フレンチ・アルプスの人気スキー場シャモニーなどにも近いブレベン山でオーストラリア人1人を含むベース・ジャンパーがジャンプに失敗し、死亡したことが明らかになった。2つの事故は無関係だが、いずれもムササビのような手足の間にヒダの広がるウイングスーツを着ていたとされている。
ベース・ジャンプは飛行機からパラシュートを背負って飛び降りるスカイ・ダイビングと...
国内ムスリム団体も「狂気の沙汰」と
オーストラリア国内には保守連合政治家を初めとして、「中東に出かけて戦争に参加するジハディスト(聖戦士)の豪国籍を剥奪しろ」と怒りの声が聞こえるが、現実を無視した感情的な発言以外の何ものでもない。現在100人を超えるオーストラリアの若者が中東の戦闘に参加していると言われているが、彼らは基本的にオーストラリア国籍者であり、その国籍を剥奪することはできない。できるの...
オバマ、ISIL鎮圧長期化を警告
シリア内戦が終息せず、反政府派の多数のグループの中で勢力を伸ばしたスンニ派系ISISは、政府軍ばかりか反政府派グループでも意見が異なれば攻撃殺害する凶暴さでアルカイダも持てあましたと言われている。そのISISは隣国イラク北部、クルド人とシーア派の間のスンニ派住民地域に浸透した。イラクの現政権がシーア派寄りの政治を行っていることで不満をいだいていたスンニ派住民は当...
日本から唯一人の体験者出席
第二次大戦中、日本は捕虜の扱いに関するジュネーブ条約を批准していなかった。そればかりでなく、兵士に捕虜教育もしていなかった。そもそも「生きて虜囚の辱めを受けず」という建前だから捕虜になった場合の心得を教育することはできなかった。しかし、当時のオーストラリア側のカウラでの日本兵捕虜の扱いはかなり緩やかだった。それはカウラ捕虜収容所脱走事件の前年に起きたニュージーランド北...
教育相と外相の間で温度差
連邦政府のジョージ・ブランディス法相は、イスラエルのパレスチナ領東エルサレム占領を「占領(occupied)という呼び方は偏向だ。公式文書からこの言葉を取り除く」ことを明らかにしていた。さらに、クリストファー・パイン教育相が、「オーストラリアは全面的にイスラエルを支持する」と公言していた。
しかし、8月5日にイスラエル国防軍とガザの武装派ハマスの間で短時間の停戦が成立...
根強い欧州系社会の大戦評価
8月4日、100年前のこの日、イギリスがドイツに対して宣戦布告し、第一次世界大戦が勃発した。第一次世界大戦のイギリス参加が始まった。この日、ヨーロッパやオーストラリア、ニュージーランドで第一次世界大戦勃発記念式典が行われた。ただし、これはイギリス、フランスなどの側の第一次世界大戦であり、サラエボでのオーストリア・ハンガリー帝国の皇太子夫妻がサラエボでセルビア人団体メン...
豪からも子供医療費寄金集まる
WA州のカップルがタイの代理母斡旋業者を通して21歳の女性と契約をしたが、二卵性の双生児の男児がダウン症候群だったため、業者は女性に中絶を迫った。しかし、女性がこれを拒否し、出産し、WA州のカップルは健常児の女児のみを連れてオーストラリアに帰国してしまった。女性の家庭は貧しく6歳と3歳の子供と借金を抱えており、1万ドル少しの契約料で借金を返し、2人の子供に教育を受け...
健常児のみタイから連れ帰る
オーストラリア人夫婦がタイの女性と代理母契約したが、生まれた双生児の一人がダウン症候群で、オーストラリア人夫婦は健常児だけを連れ、ダウン症候群の子供は代理母に押しつけてオーストラリアに帰った。残されたタイ女性はすでに自分の子供を抱えており、自分自身も心臓が悪く、障害児を育てることは不可能と途方に暮れている。ABC放送が報道しており、オーストラリア人夫婦の名は公表されて...
武装勢力が地雷埋設の報道も
8月1日、オーストラリアとオランダの調査団先遣チームがマレーシア航空MH17撃墜現場に到着したと報道されている。同チームは4日にわたり、ウクライナ政府や地域を制圧している武装勢力と交渉を続けていたが、同地域周辺ではウクライナ政府が武装勢力を砲撃しており、非武装の調査団も危険な状態だった。
7月31日、ウクライナ議会が武装勢力攻撃を中断し、両国警察官と調査官に対して国...