オーストラリア、対中国強硬外交政策さらに拡大
VIC州政府は中国の「一帯一路」国際経済開発政策への参加を決めていたが、4月21日、連邦政府が、州政府と外国政府の間の独自の協力関係を規制する動きに出ている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
4月21日、マリス・ペイン外相は、「VIC州と外国政府の間の4件の協定を破棄した。そのうち2件は中国の一帯一路(BRI)協定に関するものだ」と発表している。...
段階的国境閉鎖緩和に向けて連邦首相案
4月16日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、スコット・モリソン連邦首相の「国境閉鎖を大きく緩和する前の段階として葬儀やビジネスなど重要な用件での海外渡航を認める」という案を報道した。
その案の一環として、「海外渡航からの帰国後は経費の大きいホテル隔離ではなく自宅隔離を認める」ということも含まれている。
パースのラジオ放送局6PRに出...
提訴受けて国連人権理事会が勧告
4月16日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、国際連合(UN)人権理事会が、「オーストラリア政府は、帰国を希望しながら海外に取り残されているオーストラリア国民を帰国させるように計らう義務がある」と決定したことを伝えている。
海外に取り残されているオーストラリア国民の帰国を支援するグループ、「Free and Open Australia」の訴...
留学生受け入れの大学機関が隔離制度に意見
国内のコロナウイルスがほぼ根絶され、海外留学生の大学復帰が現実の見通しになってきているが、海外留学生受け入れ機関は、「QLD州は留学生の大学復帰に最適な条件にあるが、州政府は、入国留学生をブリスベン西部の隔離施設に収容するという案にこだわり過ぎている。代替案を出すべきだ」との意見を挙げている。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた...
アンソニー・ファウチ氏、NSW大学で講演
アメリカでドナルド・トランプ大統領の発言に反対してさらに進んだコロナウイルス対策を唱えた、National Institute of Allergy and Infectious Diseases部長で、現在はジョー・バイデン大統領の主席医学顧問を務めるアンソニー・ファウチ氏がシドニーのNSW大学で「第一回デビッド・クーパー講演」の講演者を務めた。
シ...
グレッグ・ハント連邦保健相、開国の約束を拒否
連邦政府のグレッグ・ハント保健相は、「オーストラリア国民の圧倒的多数がコロナウイルス・ワクチン接種を受けた後も、現在の国境閉鎖を解除する保証はできない」としている。
4月12日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
オーストラリアの国境は2020年3月のコロナウイルス・パンデミック宣言と同時期に閉鎖され、原則的にオーストラ...
エリザベス女王の夫、エディンバラ公、99歳
4月9日朝(イギリスグリニッジ標準時)のエリザベス英(豪)女王の夫、エディンバラ公フィリップ王配の死去に伴い、4月10日、同王配への敬意を表し、豪連邦儀仗兵(Australian Federation Guard, AFG)は、キャンベラの豪連邦議会前庭で6基のM2A2 45mm榴弾砲から41発の礼砲を発射した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
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国内の接種年齢制限で大量の余剰ワクチン発生
4月9日、オーストラリア連邦政府は、VIC州メルボルン市のCSL社でライセンス生産しているアストラゼネカ・ワクチンをパプア・ニューギニア(PNG)、チモール・レステなどの太平洋のメラネシア諸国に寄付する計画を明らかにした。
ABC放送(電子版)が伝えた。
連邦政府は、4月10日より同ワクチンを毎週1万用量メラネシア地域に出荷する計画を発表している。...
50歳未満のアストラゼネカ・ワクチン不使用勧告に
4月8日、医学専門家パネルのAustralian Technical Advisory Group on Immunisation (ATAGI)が連邦政府に、「アストラゼネカ・ワクチンは50歳未満には使わないよう」勧告したため、国内のコロナウイルス予防接種のほとんどを同ワクチンに頼る予定だった全国接種プログラムが大きく見直しを迫られている。
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4月18日より両国間で14日間隔離免除自由往来
4月6日、ジャシンダ・アーダーン・ニュージーランド(NZ)首相は、「4月18日より豪NZ間の双方向で2週間の隔離を免除するトランス・タスマン・トラベル・バブル制度を実施する」と発表した。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
2020年10月以来、どちらかの国でコロナウイルス・クラスターが発生した場合を除いて、NZから豪...