国際的なワクチン・パスポート導入も視野に
9月8日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、現在、連邦政府が実施している海外渡航禁止措置が早ければ2021年11月は解除される見込みになっていると報道した。
また、海外渡航禁止措置解除の一つとして「ワクチン・パスポート」で完全接種済みを証明することで海外諸国との間で入出国規制が緩和されるとしている。
完全接種が済むと、myGovに...
「カブール空港外には豪軍豪外交官もなし」
オーストラリアを含む米主導軍が西側諸国の国民を残してアフガニスタンから撤退した後、タリバンは首都カブールを占領した。一方、カブール国際空港内も周辺もタリバンから逃れようとする国民や外国人で溢れ、さらに空港周辺では警備のタリバンが威嚇射撃で群衆制圧しているため、オーストラリア国民は政府の派遣した豪軍輸送機にも近寄れない状態になっている。
8月20日付AB...
グラッドストン港沖のLNGタンカー船員11人が陽性
8月5日付ABC放送(電子版)は、QLD州で8月4日午後8時までの24時間に新たに16人が市中感染陽性者がコロナウイルス陽性と判定されたと伝えた。また、グラッドストン港沖のLNGタンカーの船員11人が陽性と判定されたことを伝えている。
スティーブン・マイルズQLD州首相代理は、「4日夜までの24時間の検査回数は52,000人でさらに記録を更新...
ブリスベン市では打ち上げ花火で景気づけも
7月21日、東京で開かれていたIOC会合は72票対5票、棄権3票でブリスベン市の2032年オリンピック・パラリンピック開催を決定した。
同日付ABC放送(電子版)が伝えた。
IOCのトーマス・バッハ会長は、「ブリスベン市候補の持続可能性が開催決定の一因になった」と語っており、ブリスベンのスタジアム「ウールンガッバ」通称「ガッバ」を改修し、地下駅を設け...
中国政府高官がオーストラリアの中国批判警告
7月7日付ABC放送(電子版)は、中国政府の趙立堅中国外交部報道局副局長が、「中国政府は、中国に敵対的なオーストラリア政府に対する経済的制裁としてオーストラリア産品の輸入禁止措置を取ってきた。オーストラリアが中国を中傷する限り、中国との貿易で利益を得ることはできない」と発言したことを伝えている。
これまで、中国政府はオーストラリアからの輸入品に対して...
5,000万用量の契約は「国家機密」扱い
7月5日付ABC放送(電子版)の記事によると、オーストラリア連邦政府がアストラゼネカ社と結んだ契約では、5,000万用量を超える量の一部がアストラゼネカ社から供給され、残りはメルボルンのCSL社でライセンス生産することになっており、億単位の金が動いているが、その詳細は、「国家機密」扱いになっている。
連邦政府とアストラゼネカ社との間の契約文書は、「公表...
気候変動問題に消極的な豪保守連合政権が反発
先頃、国際連合教育科学文化機構(UNESCO)が、世界遺産に登録されている世界最大の珊瑚礁群、グレート・バリア・リーフの白化が進んでいることで、危機にさらされている「危機遺産」として格下げする勧告案を発表。保守連合連邦政権がこれに反発していた。
しかし、科学者はオーストラリア政府に対する批判を強めている。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、...
ロウイー調査で政府の対中政策については賛否半ば
豪中両国の外交・経済関係が悪化しているさなか、シンクタンクのロウイー・インスチチュートが毎年行っている豪中関係に関する国民の意識について世論調査結果を発表した。
6月23日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
この調査では、回答者の半数以上が両国関係の悪化の原因を中国側にあるとしているが、オーストラリア政府の対中政策を...
日独仏入札競争で勝った仏の工期が延び延びに
コーンウォールでのG7の後、ロンドンでボリス・ジョンソン英首相と会談し、豪英自由貿易協定取決めを発表したスコット・モリソン豪首相は、フランスを訪れ、パリでエマニュエル・マクロン仏大統領と会談した。
6月16日付ABC放送(電子版)が伝えた。
フランスでは、モリソン豪首相は、オーストラリア海軍の次期潜水艦隊を建造中の仏企業に向けて、「今後2年間の設計...
G7後のモリソン・ジョンソン会談で発表
6月15日付ABC放送(電子版)は、BrexitでEUを脱退したイギリスと中国の経済的締め付けで輸出先の大幅な多角化を迫られているオーストラリアが自由貿易協定交渉に入ったことを報道している。
6月14日にG7が閉幕し、翌日にはスコット・モリソン豪首相がロンドンのダウニング・ストリート10番地にボリス・ジョンソン英首相を訪問し、会談後にこの協定を共同発表し...