アンザック・デーにタカ派の真骨頂発言
4月25日のアンザック・デーに保守連合政権のタカ派で知られるピーター・ダットン国防相が、またもや中国やロシアを第二次世界大戦のナチ・ドイツになぞらえ、「戦争が起きないふりをするな」と強硬な発言をしたことが伝えられている。
4月25日付ABC放送(電子版)が伝えた。
ダットン国防相は、「身体を丸めて起きることを避けようとするのはムダだ」と語っている。
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「太平洋島嶼国も危機感を感じることになる」
4月24日付ABC放送(電子版)は、スコット・モリソン連邦首相が、「ソロモン諸島が中国と安全保障協定を締結し、中国がソロモンに軍事基地を置くようになればオーストラリアやアメリカにとって警戒線となるばかりでなく、他の太平洋島嶼国も危機感を感じることになる」と語ったと伝えている。
モリソン首相は、「オーストラリアは目の前に中国海軍基地を造らせない」と語っ...
イラク侵攻作戦時に32人が遠隔操作で
4月21日付ABC放送(電子版)は、サダム・フセイン政権期のイラクへの米英豪主導の侵攻でオーストラリア空軍(RAAF)パイロット32人がイギリスとアメリカの国内でイラク上空のドローンを操縦していたことがオーストラリア国防省の文書で明らかにされた。
現在、この32人はイギリス空軍の「無人飛行装置部隊」に配属されており、中東ではイギリス所属の武装ドローンで殺傷...
ANZUSグループ、中国海軍艦船常駐を懸念
4月19日付ABC放送(電子版)は、ソロモン諸島政府が中国と安全保障協定に署名したと伝えている。
この安全保障協定は、両国の安全保障協力に関する枠組み協定とされるもので、太平洋地域における中国の影響力に対する懸念も上がっているが、中国政府は、「特定の第三国を狙いとするものではない」と反論している。
しかし、ANZUS3国のオーストラリア、ニュージー...
選挙中ながら、ソロモン中国安全保障協定に懸念表明
4月13日付ABC放送(電子版)は、オーストラリアは連邦選挙戦が始まったばかりだが、保守連合政権のゼド・セゼルジア国際開発太平洋担当相がソロモン諸島に飛び、ソロモン諸島政府に対して、ソロモン中国安全保障協定に調印しないよう請願したことを伝えている。
セゼルジア大臣は、ソロモン諸島政府のマナセ・ソガバレ首相と会談、ソロモン諸島政府が中国と交渉して...
豪政府の「ロシアの67の個人と団体を制裁」に報復
4月8日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、ロシア政府がオーストラリアの政治家、官僚228人を対象に「ロシア入国禁止」措置を発表したと伝えている。
これは前日にオーストラリア政府が、ロシアの67の個人と団体を対象に制裁措置を発表したことへの報復措置とみられる。
228人の中にはスコット・モリソン連邦首相、ピーター・ダットン...
ウクライナの破壊と殺戮のプーチン・ロシア政権制裁
現在、プーチン・ロシア政権がウクライナを侵略し、町や村、大都市を破壊し、住民を殺戮していることに対しては世界の主要先進国がロシアに対する経済制裁の他、ロシア社会を牛耳るオリガルヒやプーチン以下のロシア権力者の海外資産の凍結を実行している。このロシア制裁にはオーストラリアも加わっているが、4月7日付ABC放送(電子版)は、オーストラリア連邦政府が制...
3国で6か月ごとの防衛技術協定更新共有
4月6日付ABC放送(電子版)は、オーストラリア、アメリカ、イギリスの3国が防衛協定のAUKUSに基づき、超音速兵器の開発で協力関係を拡大することを伝えている。
3国は防衛技術協定を6か月ごとに更新、共有している。
また、3国はオーストラリア海軍の原潜艦隊開発についても3国間計画を進めている。
オーストラリアでは次期潜水艦隊建造でフランスとの契約を一...
近日中にブッシュマスター4台を軍用輸送機で送り出し
先日、ウォロディミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領がオーストラリア連邦議会に向けてオンラインで演説し、その中でオーストラリアへの要望としてオーストラリアが開発した装輪装甲歩兵機動車「ブッシュマスター」の供与を挙げていた。
4月4日付ABC放送(電子版)は、スコット・モリソン連邦政府が、ウクライナにブッシュマスター多数を供与することを決定、近...
2016年当時、日独仏3者競争で仏が獲得も
4月1日付ABC放送(電子版)は、2016年にオーストラリアがフランスと交わした900億ドルの潜水艦隊建造契約を2021年になってスコット・モリソン連邦政府が抜き打ち的に破棄し、新たに豪米英3国の防衛協力体制、AUKUSに基づき、原子力潜水艦隊をイギリス及びアメリカから購入することを決定したことで、オーストラリアはフランスに対して55億ドルの違約金を支...