1991年の特別調査委員会の勧告が守られたかが焦点
8月16日、NSW州のアボリジニ法律援護サービスは、「NSW州で2000年以来初の先住民族の拘置中の死者が出た」と発表している。
ABC放送(電子版)が伝えた。
7月19日、ハンター地域のメイトランド警察署でレベッカ・マーさん(36)が死亡したが、当初、警察はマーさんがアボリジニであることを公表していなかった。
警察発表によれば、マーさん...
連邦警察、ラケンバのファミリー・デー・ケア・ビジネス手入れ
シドニー首都圏西部ラケンバ所在のファミリー・デー・ケア・ビジネスが、国内の託児所連邦政府補助金制度を悪用し、2,700万ドルという巨額を詐取し、海外のテロ活動資金として密かに海外に送金していた容疑で連邦警察(AFP)の対テロ取締り班の手入れを受けた。AFPでは、連邦政府補助金詐取とテロ活動支援の双方の容疑で証拠固めを進めている。
AB...
サクラヤ・カフェの経営者親子、20万ドルの罰金科せられる
QLD州ブリスベンのサウスサイドにある日本名のレストラン、「サクラヤ・カフェ」は海外からの旅行者を最低賃金以下の賃金で働かせていたとして、20万ドル近い罰金を科せられた。
ブリスベン・タイムズ(電子版)が伝えた。
同レストランの所有者、アシュエ・ライとチャン・ミン・リュウの母子は、台湾、香港、韓国からの旅行者5人に対する未払い分として...
NSW州政府の「社会に危険」裁判所で認められず
シドニーからシリアに渡り、イスラム国メンバーとして活動していたが、米軍の空爆で死亡したとされるモハメンド・エロマーの兄弟で、2012年のハイド・パークでのムスリムの抗議集会の際に警察官を木の棒で殴った罪で服役していたアフメド・エロマー受刑者(33)がゴルバーン重警備刑務所から仮釈放で出所した。
NSW州政府は、エロマー受刑者の釈放は社会に対する危...
時効のないオーストラリアで迷宮入り犯罪の掘り返し続く
オーストラリアには時効の制度がないため、警察は何十年も前のコールド・ケースと呼ばれる未解決事件を掘り返して市民の協力を求めることをしている。それが時折容疑者逮捕の報道に結びつくこともある。 シドニー警察が、「1985年から2001年までの間に27人の女性に性的暴行を加えた容疑者の似顔絵」2枚を発表している。
ABC放送(電子版)が伝えた。
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枢機卿、ABC報道に「警察の情報漏洩」捜査要求
7月27日のABC放送は、現在バチカンで務めているジョージ・ペル枢機卿が、過去に何人かの少年に性的虐待をしたとする訴えが出されており、VIC州警察の捜査対象になっていることを伝えた。それに対して、ペル枢機卿側は、「報道内容は、VIC州警察内部の者が情報をABC放送に漏洩したのではないか」として、VIC州警察に捜査を要求している。VIC州警察も、AB...
おとり捜査にかかり、ホテルで逮捕、法廷で容疑事実認める
5月21日、アメリカにラグビー・トーナメントでプレーするためにティームメートとアメリカに渡ったメルボルンの遺伝学者がロサンジェルスのホテルで6歳の男児とセックスする交渉をした直後に逮捕された。
7月21日付ABC放送(電子版)は、マイケル・クイン被告人(33)が、ロサンジェルス地裁での罪状認否で有罪を認めたことを報じている。
クイン被告...
農地安く買い、不正に炭鉱鉱区指定受けてから高価で売却
元NSW州労働党政権の大臣を務め、その時期に様々な腐敗行為が疑われているエディー・オベイド被告人は、かつて腐敗摘発独立調査委員会(ICAC)の追及に対して、「私を捕まえることはできない」と発言し、また、委員会付きの弁護士に対しては、「私は君が一生かかっても稼げないような金を使っているのだ」と発言した。しかし、今年6月にはサーキュラ・キーの喫茶...
母親はオーストラリアに帰国、連れ戻し屋はレバノンに拘置
現地時間6月30日、レバノンの首都ベイルートの検事局は、オーストラリア人の母親、サリー・フォークナーさんと元豪国防軍兵士で連れ戻し請負のアダム・ウィティングトンさんを誘拐未遂で起訴した。ウィティングトンさんの弁護士が明らかにしたもの。また、2人に対する犯罪共謀容疑は取り消された。
ABC放送(電子版)が伝えた。
フォークナーさん、60 ...
マーティン・プレイスのリンツ・カフェ籠城事件の検視法廷審理
2014年12月16日午前2時過ぎ、シドニー都心部マーティン・プレイスのリンツ・カフェでの籠城事件発生から17時間、犯人のマン・ハロン・モニス(死亡)がカフェのマネージャ、トリ・ジョンソンさんを散弾銃で至近距離から射殺した銃声をきっかけに武装警官隊が突入、モニスを射殺し、人質を解放したが、ジョンソンさんの他に客としてカフェにいたカトリナ...