豪中関係悪化、中国政府が対抗措置
中国政府は27日、オーストラリア産の輸入ワインに対し、事実上の関税に相当する「反ダンピング保証金」を課すと発表した。税率は約100%から最大200%以上。28日から課税する。最大の輸出先である中国が高関税を課したことで、豪州のワイン産業は大きな痛手となる。
27日付の公共放送ABC(電子版)が報じた。
中国はオーストラリア産ワインが中国市場で不当廉売され、国内の...
南シナ海での中国の現状変更に「強く反対」
日本の岸田文雄外相と中谷元防衛相、オーストラリアのジュリー・ビショップ外相、マリース・ペイン国防相の4閣僚は22日、シドニーで第6回日豪外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を行った。パリでの同時多発テロを非難するとともに、南シナ海問題をめぐっては現状変更への強い反対を共有した。
会合後に公表された共同コミュニケによると、日豪は基本的価値と戦略的利益を共...
中国が南シナ海の環礁で人工島や滑走路の建設を進めている問題で、労働党政権で外相を務めたギャレス・エバンス氏(オーストラリア国立大名誉学長)は、オーストラリアが独自に艦船を派遣するべきだと主張した。公共放送ABC(電子版)が10月20日、伝えた。
エバンス氏はABCの番組で、中国が領有権を主張する環礁の12海里以内に艦艇を航行させる米軍の作戦を支持するとした上で、「オーストラリアも行うべきだ。...