不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第49回
今月の不動産の見通し
ウェストパック銀行は、外国人向けの新築物件の融資を止める動きを見せています。大手銀行によるこうした動きは、他の銀行にも影響を与えました。
例えば、マッコーリー銀行は、ローンの借入れ金額を最大70パーセントまでとする方針を固めました。その他の銀行でも、外国人向けの融資を厳しくしているのが現状で、今後2年間でシドニーやメルボルンで約2...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第48回
今月の不動産の見通し
ここ数年間、異常なまでに上昇を続けていたシドニーの不動産価格に、いったんピリオドが打たれました。2015年の不動産中間取引価格は、ついに100万ドルを超えましたが、16年四半期は99万5,804ドルと、100万ドルを切りました。
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エリア別に見たシドニーの不動産価格変動率
過去20年間の...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第47回
今月の不動産の見通し
今年3月は、月末にイースター・ホリデーがあり、イースター前最後の土曜日にシドニーで行われた不動産のオークションでは、落札率が80パーセントと、我々の予想を上回る強気な展開を見せました。
最近では、オークションに出店する物件数も増え、今年1月、2月と静かだった不動産市場は、やっと3月になって動き始めた様子です。その背景にあるものは、...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第46回
今月の不動産の見通し
今月の不動産事情ですが、シドニーはオークション落札率が76.8パーセントと売り出し物件が少ないにも関わらず、高い落札率をつけました。
2016年は中古物件市場の冷え込みが予測されていました。しかし今後は、昨年のような20パーセント近い価格上昇は見込めないものの、緩やかではあるが上昇は続く見通しです。
新築物件に関しては、シドニーで...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第45回
今月の不動産の見通し
1月上旬の不動産の動きですが、1月はホリデー中のオーストラリア人も多かったため、売買、賃貸ともに動きは鈍かったです。2015年を振り返ると、シドニーやメルボルン、ブリスベン、パースなど、国内の主要都市では供給が増えたため、賃貸物件の家賃の値上がりは今までのように上がり調子ではなかったのが特徴です。
シドニーは約1.9パーセントの上...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第44回
今月の不動産の見通し
2015年最後のシドニーのオークション落札率は、61.4パーセントでした。過去数週間の落札率は平均すると58.1パーセントでしたので、それに比べると若干回復したものの、14年の76パーセントに比べると、だいぶ冷え込んできているのが分かります。
特に15年前半は、不動産価格も強気な勢いを見せ、オークション落札率は80パーセントから9...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第43回
今月の不動産の見通し
10月ごろを境に、シドニーの不動産市場は急激に冷え込んできました。
11月3週目の週末には、オークション落札率がここ数年で最も低い57.5パーセントを記録しました。今後3年くらいは不動産市場の低迷は続くと予測されていますが、冷え込んでいるエリアは主に郊外を中心としたエリアです。シティ周辺は郊外に比べると、そこまで落ち込んでいないの...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第42回
今月の不動産の見通し
10月に入りニュースや新聞などで、「シドニーの不動産価格がついに緩やかに下がり始めた」との報道をしばしば目にするようになりました。オークション落札率も一気に下がり、64パーセントまで下落。これは過去数年に見られなかった記録的に低い数値です。
都市別でみるとこの1年間での価格上昇率はシドニーが18.9パーセント、メルボルンが7.8パ...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第42回
今月の不動産の見通し
10月に入りニュースや新聞などで、「シドニーの不動産価格がついに緩やかに下がり始めた」との報道をしばしば目にするようになりました。オークション落札率も一気に下がり、64パーセントまで下落。これは過去数年に見られなかった記録的に低い数値です。
都市別でみるとこの1年間での価格上昇率はシドニーが18.9パーセント、メルボルンが7.8パ...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第41回
今月の不動産の見通し
シドニーもようやく春になり、不動産市場が活発に動く時期が到来しました。先週末のオークション落札率は80パーセントを切り今までのような90パーセントを超え、ほとんどの物件が落札される状況から少し落ち着いた気がします。
とはいえ、人気のエリアではまだまだ競争が激しく、実際に私もシドニー近郊のアレキサンドリアのオークションを見に行き...