不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第59回
今月の不動産の見通し
今年始めの四半期の不動産マーケットについて、戸建はオーストラリア全体で2.2%、ユニットは1.2%の価格上昇率となりました。昨年、戸建は3.5%、ユニットは5.4%の価格上昇率だったことから比べると、緩やかな成長となっています。
ただし、シドニーは中間取引価格帯の最高値を115万1,565ドルと更新、4%の価格上昇率を見せました。...
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第58回
今月の不動産の見通し
このところ、シドニーとメルボルンの両都市における不動産価格が上昇を続け、ニュースでは住宅バブルではないかと連日報道されています。
特に一部のエリアでは中古物件の売り出しが少ないせいか、オークションでの競り合いの結果、中古物件であっても価格が高値で売却されるケースをよく見かけます。しかし、これはあくまでも一部のエリアに限ったケースで...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第57回
今月の不動産の見通し
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エリア別戸建ての平均賃料
エリア別ユニットの平均賃料
2016年の賃貸市場の動きは、シドニーでは、戸建てとユニット共に約2パーセントの賃料上昇となりました。そして、平均賃料の面でもシドニーは他都市を大きく上回る結果となっています。
新規開発や投資市場が活発なメルボルンだと、ユニ...
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第56回
今月の不動産の見通し
昨年末の不動産の動きは、2015年の同時期に比べオーストラリア全体で一戸建ては中間取引価格が77万4,799ドルと6.1パーセントの上昇、ユニットは4.2パーセント上昇しました。この年末にかけての四半期を見るとシドニーでの一戸建ての中間取引価格帯は110万6,415ドル(昨年に比べ7.4パーセントの上昇)と最高値を更新しました。メ...
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第55回
今月の不動産の見通し
11月のオークション落札は、それまで好調だった動きに若干の陰りが見え、昨年の同時期に比べるとわずかに数字が落ちました。11月のオークション落札取引価格中間帯は122万1,500ドルとなっており、昨年の価格122万7,750ドルからはマイナスとなっていることが分かります。
しかしながら、昨年に比べユニットのオークション落札率は、5パ...
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第54回
今月の不動産の見通し
シドニーでは10月中旬のオークションの落札率が84.4パーセントを記録し、昨年と同じ時期の64.4パーセントに比べると不動産市場の動きが活発化していることがうかがえます。一番落札率が高いエリアはロウアー・ノースで92.5パーセント、続いてシティーとイースタン・サバーブが88.7パーセント、アッパー・ノース・ショアは80パーセントを...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第53回
今月の不動産の見通し
10月に入りました。不動産市場は活発な動きが見られ、9月のオークションでは18カ月ぶりに85.1パーセントの高い落札率を記録。特にアッパー・ノース・ショア、サウス・ウエスト、インナー・ウエストでは90パーセント以上の落札率を記録しました。シドニーの不動産市場は加熱している様子が伺え、これは危険信号とも取れます。
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第52回
今月の不動産の見通し
2016年初めの不動産価格予測では、今年後半以降の不動産売買の動きが鈍くなり、これによって価格が下がるのではと言われていました。政策金利は過去最低となる1.5パーセントまで引き下げられ、今後、この数値よりも更に金利が下がる可能性もあります。しかし、実際の不動産市場を見てみると、不動産価格は緩やかながらも上昇を続けており、予測に反す...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第51回
今月の不動産の見通し
年度末決算も終わり、新会計年度が始まりました。年度の後半からは不動産価格の動きは鈍くなると予測されていましたが、先週行われたオークションでは活発な様子が見られ、落札率は80パーセント前後と、当初の予測は当たらず、未だに緩やかな上昇を続けているようです。
2008年9月に起こったリーマン・ショックから約7年11カ月もの月日が経ち、豪...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第50回
今月の不動産の見通し
オーストラリア全域で、不動産取引価格が過去3年半ぶりに値下がりしました。ブリスベンを除く各都市の平均値下がり率は0.8%ととなり、シドニーでは0.6%、メルボルンでは1.3%の下落となりました。
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都市別に見た不動産価格変動率
2015年7月からのシドニーのオークション不動産価格の...