不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第89回
不動産市場に回復の兆し
2017年半ばからシドニーとメルボルンの不動産市場が不安定期に入り、それから2年間価格の低迷が続き、投資家は不動産市場をじっくりと検討する時期になりました。しかし、連邦選挙の結果、ネガティブ・ギアリングやキャピタル・ゲインの税政策という投資家にとってネガティブな政策が廃止され、投資家は再び行動を開始しようとしています。オー...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第88回
春季の不動産の見通し
オーストラリアの住宅価格は2019年8月に0.8%の上昇がみられました。不動産売買取引が最も動く春になりましたが、まだ最初の週の時点では、オークション・クリアランス率は83.1%と冬の最終週よりも低くなっています。豪準備銀行(RBA)が金利を1.5%から1%に下げたこと、住宅ローンの審査方法が変更になり一部の人が借りやすくな...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第87回
2019年8月現在の主要都市の不動産市場の状況
過去2年近くにわたり低迷していた不動産価格でしたが、今後の金利引き下げの可能性などの要因により、今後半年~1年に物件価格の上昇が見込まれるとの見解に対し、購買者の意欲がかき立てられ始めているようです。2017年7月から約2年で約15%の価格の下落があったシドニーですが、メルボルやブリスベンと共に、1...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第85回
今月の不動産の見通し(2019年7月)
オーストラリア統計局(The Australian Bureau of Statistics)の発表によると、4月のモーゲージが承認された数が、2018年同時期から19%下降しました。
下落の要因は、投資家の数が27%下降したことが挙げられます。
月ごとの変動を見ると、同年10月以降は、下降率に回復が見られ...
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第84回
今月の不動産の見通し(2019年6月)
コアロジック(Corelogic)社の調査によると、オーストラリアにおける不動産物件価格の下落率が今年に入ってから緩やかになっていることが分かりました。
4月中旬の週間調査では、シドニー、メルボルン、ブリスベンとも据え置きとなり、パースが0.1%、アデレードが0.2%の下落とほぼ横ばいの結果となりました。
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不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第83回
今月の不動産の見通し(2019年5月)
4月のニュースで、シドニーとメルボルンの不動産価格が下落していると報じられていました。オーストラリア統計局である「Bureau of Statistics」によると、オーストラリア全体で2.4%の下落、シドニーは3.7%、メルボルンが2.4%、ブリスベンが1.1%、パースが1.0%、キャンベラが0.2%の下...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第82回
オーストラリア主要8都市の中間価格帯(2019年1月)
オーストラリア主要8都市の2019年1月の中間価格帯が、メルボルンに本社を置く不動産専門広告会社「REA Group」が運営する住宅情報サイト「realestate.com.au」から発表されました。
シドニーの中間価格は依然、他都市より高値であるものの、過去のピーク時と比べ6.7%下落し、...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第81回
2019年2月までの不動産の物件数と価格について
2019年のスタートは、不動産市場にとって明るい幕開けとはなりませんでした。
不動産市場の調査会社である「SQM Property Research」の調査によると、18年の年明けに市場に出されていた物件数が30万4,000軒だったのに対し、19年は32万8,000軒でした。
都市ごとを比較してみ...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第80回
今後6カ月の不動産価格の見通しについて
シドニーとメルボルンの不動産市場は、ローンの引き締めと“ネガティブ・ギアリングが廃止”になれば、更なる価格の下落が見込まれています。
メルボルンに本社を置く不動産専門広告会社「REA Group」が、運営する住宅情報サイト「realestate.com.au」の調査によると、中間価格が95万5,000ドルの...
不動産のプロに聞く 豪州不動産事情
第79回
2018年12月現在の主要都市の不動産市場の状況
情報サービス会社であるコアロジック(CoreLogic)社より発表された最新の不動産統計によると、2017年10月からの1年間で、オーストラリア全土での不動産価格は3.5パーセント下落しました。
価格下落の要因は、シドニーとメルボルンの2都市で価格低下が続いていることが挙げられますが、月や四半期ご...