アダニ社のガリリー炭田カーマイケル炭鉱に逆風
インドのアダニ社がガリリー炭田に計画しているカーマイケル炭鉱開発は環境問題の他、実質的な政府援助や利益の海外移転という問題で批判が相次いでいた。
QLD州の労働党政府は同炭鉱開発を支持しており、連邦労働党も4月初めにはビル・ショーテン党首が支持を表明していた。しかし、4月30日には連邦労働党のマーク・バトラー影のエネルギー・環境大臣が、「同炭鉱の開...
低速衝突で火薬異常発火、金属破片が頭を直撃
日本のタカタ製のエアバッグでバッグを瞬間的に膨らませるために用いられている火薬が劣化し、誤爆する事故で死者が出たため、同エアバッグのリコールが発表されていた。しかし、リコール対象は2000万台にものぼるとされており、対象車のユーザーに情報は徹底しておらず、ダーウィンで、オーストラリアで初めて、問題のエアバッグの誤動作の被害者が出たと伝えられている。
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これまでの政府不介入原則を針路変更
これまで保守連合政権は自由主義経済を推進、極力政府の介入を避けることを原則としてきていたが、液化天然ガスでは輸出量の生産量に占める割合が大きく、国内供給量の不足が値上がりにつながり、遂にはオーストラリア産天然ガス価格がオーストラリア国内より日本の方が安いという状況になった。そのため、日本から逆輸入するという案まで出ている。
4月27日には連邦政府が天然ガス輸...
国税庁、シェブロン社相手に連邦裁に持ち込み勝訴
アメリカの大手ガス・石油企業、シェブロン社は、WA州ピルバラ地域沖のバロウ島付近の海底油田の利益を移転していたとして、オーストラリア国税庁(ATO)が同社を相手取って3億ドルの税金未納の訴えを連邦裁に起こしていたが、ATOが勝訴したため、シェブロン社はこの巨額の税金の支払いに迫られる見通しが強くなっている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
多国...
異例の措置を防衛産業相が弁護、懸念の声も
オーストラリア政府は、20億ドルにものぼる新型ミサイル開発計画に、入札競争を経ずに米資系の国内企業を指名した。そのため、入札に参加できなかった企業や国防関係者の中には、今後このような傾向が続くなら、法律に定められた指名と契約までの公正な手続きがおろそかにされ、不透明感を増していくと懸念する声が挙がっている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
4月10日...
SA州、投資誘致機関資金で企業本拠誘致活動
4月6日、アメリカの航空宇宙企業、ボーイング社とSA州政府は、同社のSA州アデレードに技術先端研究部門を設立し、250人を雇用する計画を明らかにした。
ABC放送(電子版)が伝えた。
SA州政府は投資誘致機関の資金でボーイング社を誘致し、アデレード都心部に同社の技術研究部門を設立する計画にこぎ着けた。ジェイ・ウェザリル州首相は、この誘致にいくらかけ...
レストラン・グループ、162人に260万ドル過少賃金
マスターシェフの審査員で人気シェフのジョージ・カロンバリス氏の所有するレストラン・グループが長年にわたって従業員の賃金計算を間違っており、162人に合計260万ドルの未払い賃金があることが明らかになった。
カロンバリス氏は全面的に謝罪し、未払い分を必ず支払うと約束している。
ABC放送(電子版)が伝えた。
支払賃金不足は2011年頃から...
太陽光発電実験計画成功すれば独自に配電
QLD州北部の町で世界初という太陽光発電所計画が進められており、これが成功すれば農村地域や過疎地の町が独自に電力を供給できるようになると期待されている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
この計画はクックタウンから70km南西にあたるレークランドで、世界最初となるのは、ソーラーパネルだけでなく、ソーラーパネルで発電した電力を大規模な数の蓄電池に蓄電するこ...
オーストラリアに来て、ワーホリから正社員として活躍するSushi Dining Groupの社員たち。なぜ海外でここまで活躍できる人材になったのか。
仕事を通じて夢をかなえようとする3名の社員たちにフォーカスして、それぞれの素顔に迫ります。
今回は日本で、オーストラリアでくすぶっている若者たちにメッセージを送りたいと宮本さんがインタビューに答えてくれました。
Thanks Foodsマネージャー...
褐炭火力発電所閉鎖近づき不安の声も挙がる
VIC州のヘーゼルウッド褐炭火力発電所は国内で発電電力あたりの温室化ガス発生量がもっとも大きいため、もっとも汚い発電所といわれているが、今後2週間ほどで閉鎖することが決まっている。
これを受けて、3月19日、食品雑貨協議会(Food and Grocery Council)議長が、「安価で安定したエネルギー供給が保証できなければ製造業はオーストラリアか...