第8回
ワン・アンド・オンリーを生きる
篤志家 デニー丸山
2021年、本誌11月号にゴールドコーストの「マルヤマ・フィールド」という野球場に関する記事が掲載されたように、主に日豪両国の野球を通じての交流に貢献してきた人物として知られるデニー丸山。80、90年代に実業家として大きな成功を収めた日系実業界の伝説的人物でもある。ビジネスの一線を退いてからは、長年、さまざまな社会貢献活動を...
第7回
六十にして、共に立つ。
ブリスベン随一の
おしどり夫婦が語る
書家 小島榮松(舟豊) × 墨画家 小島文子(章竹)
いずれも日本古来の芸術を極め、四半世紀にわたって、その技術をブリスベンや周辺地域の多くの弟子たちに惜しみなく教えてきた小島榮松・文子夫妻。ブリスベン日系社会のおしどり夫婦として知られる彼らに、シニアになってからの移住生活など2人の人生を心置きなく語ってもらった。...
第6回
仏縁をつなぎ、一隅を照らす
日系二世僧侶の生きる道
僧侶/浄土宗オーストラリア開教地主事
ウィルソン哲雄
いわゆる「戦争花嫁」の子として生まれ、白豪主義がまだ色濃く残る時代に少年期を過ごした青年が、なぜ自らのもう1つの祖国・日本に傾倒、やがて仏教に帰依、その身を布教に捧げることになったのか──。戦後の日豪ハーフの第一世代として育ったウィルソン哲雄師の生き様は、日豪関係史の1つ...
第5回
波乱万丈を乗り越えて、
輝き続ける一等星であるために
dogstarクリエイター 安木昌代
今回も、ブリスベンの日系社会が誇る才能溢れる人物に登場を願い、「一豪一会」のタイトルにふさわしい有意義な時間を得られた。筆者にとって旧知の仲だけに、ある程度人となりを知って臨んだが、実際に話を聞くと知らないことばかり。ファッションとは全く別の世界にいた若き女性が、いかにして成功を収めた...
第4回
“Nil sine labore.”
ブリスベンと、共に世界へ
Alt.vfx共同創業者 高田健
今回の「一豪一会」は、類まれなる才覚の持ち主とのワン・オン・ワン。今月の「QLD州特集」と紐付けて、ブリスベンを代表する日系企業家として登場を願ったが、少々考えが浅かった。そんな「型」や「枠」には収まり切れないほどのグローバルな活躍を見せているのが、技術革新のスピード感が他とは比...
第3回
「やっぱり、私にはレスリングしかない」
第2の祖国で五輪の夢を追う
レスリング選手/コーチ
増田奈千
日本での現役時代、越せない大きな壁の前にもがき続けた増田奈千(28)のレスリング人生。大学卒業と同時に距離を置いたはずのレスリングに、いろいろなドラマを経てたどり着いたクイーンズランド州の田舎町で再び取り組み、現役復帰を決意して大きな結果を引き寄せると、内なる野望が湧き出てき...
第2回
ブリスベンで、クロスオーバーした2つの個性
プロ・フットボーラー 工藤壮人 × プロ・フットボーラー 檀崎竜孔
今季のAリーグ、QLD州唯一のクラブであるブリスベン・ロア(以下ロア)には、2人の日本人選手が所属した。出場機会を求め、今季終了までの期限付き移籍で武者修行にやって来た檀崎竜孔(20)は、背番号10を背負い、持ち前の運動量とテクニックで大活躍。ゴール後に胸のエンブレ...
第1回
バレエに生きる、
2人のトップ・ダンサーが語る
プロ・バレエ・ダンサー 岩本弘平 × プロ・バレエ・ダンサー 吉田合々香
今や全豪有数のバレエ団としての地位を揺るぎないものとするクイーンズランド・バレエ団(QB)。映画『Mao’s Last Dancer(邦題:小さな村の小さなダンサー)』で知られる世界的ダンサーのリー・ツンシン芸術監督率いる同団では、2人の日本人ダンサーが活...