今季ブッシュファイアの犠牲者21人に
NSW州南部海岸地域コバーゴで被災し、入院していた84歳の男性が病院で死亡した。このため、今季ブッシュファイアでの死亡は21人になった。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
男性は、12月31日に大火がコバーゴを襲った際に重度のやけどを負い、入院していた。
警察発表によると、同日早朝、ベガ・バレー・シャイアのコバーゴで嵐のよう...
シドニー北部カウンシルが試験的に実施
シドニー北部のカウンシルが、歩行者の多い区域や住宅地の自動車制限速度を30km/hに制限し、交通事故を減らすとともに誰でも安心して歩ける町にする構想を計画し、試験実施を行う。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
ノーザン・ビーチーズ・カウンシルのレイ・ブラウンリーCEOは、「マンリーからパーム・ビーチまでの海岸遊歩道を新設するこ...
専門家諮問パネルとコミュニティ・グループに出資
1月13日、連邦政府は、ブッシュファイア被災の野生動物を救護し、絶滅から防ぐための対策を採ることを目的として、5,000万ドルの予算を計上すると発表した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
野生動物専門家は、今季のNSW州のブッシュファイアだけで10億を超える野生動物が死滅したと試算しており、連邦政府環境相は、被災地域ではコアラが絶滅の危惧に瀕し...
「人気政治家の訪問は絶好の宣伝」と専門家
オーストラリアは2019年9月以来各地でブッシュファイアが続いており、火災現場から遠い観光地でも客足が遠のいていると伝えられている。ところが、QLD州東南部とNSW州北部海岸地域の観光地にジャシンダ・アーダーン・ニュージーランド(NZ)首相がひょっこり現れ、気さくにレストランのスタッフらと写真におさまった。アーダーンNZ首相は国民を思いやる人間的な姿でオ...
「今季最後の」高温乾燥強風気象条件が到達
1月10日の金曜日、東に移動していた熱波が大陸南東部に到達すると予報されており、高温乾燥に加えて予想のつかない風のため、NSW州を含めたこの地域のブッシュファイアの再燃が警戒されている。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
NSW州政府はブッシュファイアで壊滅させられた町の復興援助として10億ドルを用意すると発表した。一方、...
ゴールデン・グローブ主題歌賞受賞直後に
1月7日、シドニー・スーパードームのステージで公演したイギリスの人気歌手、エルトン・ジョンさんが、「ブッシュファイア復興のために100万ドルを寄付する」と発表し、会場総立ちの喝采を受けた。
1月5日(米西海岸時間帯)にカリフォルニア州ハリウッドで開かれた第77回ゴールデン・グローブ賞で、エルトン・ジョンさんはバーニー・トーピンさんとの共作が「主題歌賞」を...
善意であっても足手まといになることなども
何週間にもわたってオーストラリア国内各地のすさまじい火災と焼け落ちた家屋ややけどを負ったコアラ、疲れ切った消防士などの姿が報道されると誰でもいても立ってもいられなくなる。ABC放送(電子版)が、誰にでもできる協力や善意からであっても消火や避難、復興の足手まといになることなどを解説している。
寄付をするならいつでも最善なのはお金で、慈善でも消防局でも野生...
3000人が南東部4州の地域社会で復興活動
ブッシュファイアのさなかに家族でハワイに休暇旅行に行き、さらに帰ってからも、ボランティア消防士の補償、連邦・州・準州政府の対策協議など野党労働党やブッシュファイア消防機関長官経験者の要請を拒否し、また、ブッシュファイアは州、準州の責任とするなど危機感と行動力の乏しさを指摘されてきたスコット・モリソン連邦首相が、1月4日になって突然態度をひるがえし、「州...
赤十字ブッシュファイア救済募金に市民旅行者
大晦日のシドニー花火大会には毎年批判があるが、批判者のほとんどは650万ドルの経費がもたらす推定20倍の経済効果を知らない。しかし、今年は州各地にブッシュファイアが発生しており、「大勢の人が被災している時にお祭り騒ぎはけしからん。被災者に寄り添え」という反対論も出ている。
クロバー・ムーア・シドニー市長は、「花火大会は15か月前から準備しており、ブッ...
長期出動のボランティアには上限$6,000
以前からアンソニー・アルバネージ連邦労働党党首が、「ブッシュファイア時のボランティア消防士に経済的補償を」と要求し、それに対して、「ボランティアへの経済的補償は最優先課題ではない」と拒否していたスコット・モリソン連邦首相が12月28日頃から態度を変え、「NSW州ボランティア消防士には上限$6,000の経済補償をする」と発表した。
シドニー・モーニング...