それでも 恋 するメルボルン
和食で締めたい師走月
何年オーストラリアに住んでも慣れないこと、おそらく一生慣れないだろう思われることの1つに「真夏のクリスマスとお正月」がある。この時期には欠かせない、キーンとした冷たい空気や、とりあえず見てしまう紅白歌合戦、そして美しいおせちや、お膳を日本酒と共に楽しむ、あの「正月三が日」のワクワク感とダラダラ感。これらがないと、どうも年末年始という気がしない...
それでも 恋 するメルボルン
マンジャーレ・カンターレ・アモーレ
新しい街に住むのは、恋の始まりに似ている。あちこち気になって、もっともっと知りたいと思いつつ、前の恋人と比べてみる。新しい発見に嬉しくなり、時には落ち込んだり。引っ越してしばらくの間、私はメルボルンと東京をことあるごとに比べていた。そんな時、私の心を一瞬にして虜にし、「メルボルンに長く住んでみよう」と思わせてくれたエリアが「カー...
それでも 恋 するメルボルン
カフェごはんの極意を知る
家族のために毎日料理をしていると、時には誰かが作る「おいしい料理」を食べに行きたくなる。そう言いつつも、自分で作れそうな料理に何十ドルも出すのは惜しい。だから私の食いしん坊哲学は、「外では自分が作れないものを食べる」に尽きる。それは、素材や味付け、技術、手間のかけ方だったりする。メルボルンには星の数ほどカフェがあり、その数はパリより多い。...
それでも 恋 するメルボルン
世界一の胃袋
メルボルンに枕詞があるとすれば「住みやすい」「1日の中に四季がある」になるだろう。メルボルンに1度も訪れたことがなかった我が家は、この枕詞を胸に移住を決めた。そして、実際にどうだったかというと両方とも当たっている。こんなに気候の目まぐるしい街が、いったいどうして毎年ナンバー・ワンに選ばれるほど「住みやすい」のか?
このランキングは、世界140都市を対...