それでも 恋 するメルボルン
寒い冬には「みそ味」が合う
どんよりとした天気が続くメルボルン。暖かな日差しが覗くのもつかの間、またすぐに曇り空が戻って来る。こんな日が続くと、気持ちがほっこりするような、体を温めてくれる食べ物が恋しくなるものだ。
無類の麺好きである私は、カロリーのことを考えなくて良いのであれば「毎日でも麺が食べたい!」と思っている。特に、昔からラーメンには目がなく、底冷えが...
それでも 恋 するメルボルン
香港式「飲茶」のすすめ
和食以外で日本人の食卓によく上がりそうなのは、餃子や焼売(しゅうまい)などの中国料理かもしれない。これらは中国では「点心」と呼ばれ、菜(中華料理の主菜)と湯(中華スープ)以外の料理は全てこの点心に含まれる。それらの手の込んだ点心とお茶を一緒に楽しむのが「飲茶」で、7世紀の唐の時代には既にこの習慣があったそうだ。
最近の飲茶は卓上にあるメ...
それでも 恋 するメルボルン
おいしいコーヒーと本があれば
「朝はコーヒー派」という人は多いと思うが、人は1日何杯飲んでいるのか?2014年に実施された「世界のコーヒー消費量」調査のトップはフィンランドで、1日当たり1人平均2.64杯を飲むそうだ。次いで、スウェーデン、オランダと欧州勢が上位を占め、気になるオーストラリアはというと42位で意外と下位にいた。世界は広く、まだまだ上をいくカフェ...
それでも 恋 するメルボルン
シティの隠れ家カフェ
メルボルン・セントラル駅から歩いて10分ほど。古いレンガの小道にあるのが「KRIMPER Cafe」。街の喧騒を抜け、数分歩いた先にこんな静かな場所があったのかと感心しながらも、道に迷ってしまったのかと一瞬不安になるくらい辺りはひっそりとしている。カフェの目印はピンクの小さな看板だけ。レンガの建物の大きな木戸を開けると、「シティにもこんな...
それでも 恋 するメルボルン
ノスタルジックな極狭カフェ
1人でシティに行く時、密かに楽しみにしていることがある。それはとても小さくて個性的なカフェでお茶をすることだ。普段は子連れで行ける広々としたカフェを探すが、自分だけの時はここぞとばかりに「これは狭いなぁ」と思いながら、ユニークな場所を見つけるのがたまらない。中でもこの「Switch Board」は特に狭く、そのビジュアルもコーヒーの...
それでも 恋 するメルボルン
マレーシア料理、名物ラクサを食べに
移民がもたらした食文化を楽しむには、メルボルンは申し分ない街だ。行ったことのない国の料理に舌鼓を打ち、初めて聞くスパイスや食材に出合ったりと、なんだかその国へ行ってきたような気分になれる。しかし、中にはマレーシアの麺料理「ラクサ」のようにエスニック・メニューだったものが、オーストラリアに根付き、市民権を得たメニューもある。独...
それでも 恋 するメルボルン
大切な人をもてなせる素敵なカフェ
目まぐるしく変わる天気で知られるメルボルンでも、この季節は底抜けに青い空が広がるベスト・シーズンとあって訪れる人も増える。寒い北半球からの来客は特にうれしく、メルボルンらしいカフェに案内しようと張り切ってみるものの、グループで行くには狭すぎる、人気過ぎて落ち着けないカフェだったりと、「どこに行ったらいいのか?」と決めかねる人も...
それでも 恋 するメルボルン
1年の始まりはコーヒーにあり
明けましておめでとうございます。艶やかな日本のお正月を羨ましく思いつつ、私の元旦の朝は普段と変わらない1杯のコーヒーから始まる。お気に入りのコーヒー豆をグラインダーで挽き、分量を量り、カップを用意してと、儀式の様に手順を踏むことで心持ちがきちんと調う。
コーヒー豆にこだわるようになったのは、バラクラーバにあるロースター「Coffe...
それでも 恋 するメルボルン
タスマニア産の本格蕎麦で年送り
今年も残すところあと少し。師走に入った途端、時間が2倍速で過ぎていく。毎年クリスマス準備に時間を費やし、その後はパーティー・フードでもたれた胃と格闘しているうちにあっけなく年末になってしまうが、やはり年越しはさっぱりとした蕎麦を食べ、粛々と新年を迎えたいものだ。
パーラメントから歩いてすぐの所にある「新ばし」はメルボルンで唯一手...
それでも 恋 するメルボルン
メルボルン最高峰の、大人味の涼スイーツはいかが?
アイスクリームは子どものおやつだと思っていたが、オーストラリアではそうではないらしい。この国の1人当たりの年間アイスクリーム消費量は15.4リットルと、お隣のニュージーランドに次ぐ世界第2位の消費量を誇る。日本人(17位)の消費量は7.3リットルなので、オージーはその約2倍を食べていることに。確かに人口の割にはアイ...