それでも恋するメルボルン
「消えたエスプレッソ・マシーン」、メルボルンの最新カフェ事情
バーク・ストリート・モールから歩いて数分、既にメルボニアンから高評価を受けている確かな味。店内では軽い食事もできる
リトル・コリンズ・ストリートにあるこの小さなカフェを初めて見た時は驚いた。カフェにあるはずの巨大なエスプレッソ・マシーンがない。白を基調にした店内はカフェにしてはすっきりし過ぎていて、カ...
それでも恋するメルボルン
美食の街の食通もうならせる、ビストロ料理
「Lightly cured kingfish, cultured cream, fennel & cucumber($19)」、新鮮なヒラマサの刺し身に、イクラ、フェンネルとグリーントマトのソースが添えてある
今年初めて行ったレストランの中の1つが「French Saloon」で、私など足元に及ばないほどの、...
それでも恋するメルボルン
ビジュアルも料理も抜群のセンス「CUMULUS INC」
開店以来の人気の定番メニュー「Tuna tartare, goats curd & crushed green pea」($28)。マグロとゴート・チーズの意外な組み合わせが病み付きになる。シャルドネに合わせると、箸が止まらなくなる。
今月からコラム・スペースが拡大し、写真を大きく使えるようにな...
それでも恋するメルボルン
抹茶づくしの年初め
明けましておめでとうございます。皆さんはどのように新年を迎えましたか?
相変わらず、真夏のお正月に不慣れな私が新年早々恋しくなるのは日本の味。新年最初のコラムは年末から続いた暴飲暴食で疲れた胃に優しい抹茶菓子と、香り高い抹茶を買えるオンラインの店をご紹介したい。
まずは、甘さとほろ苦さのバランスが絶妙な「抹茶ブラウニー」(3.5ドル)は「K...
それでも 恋 するメルボルン
食べ納めはやっぱりアジア料理
12月はただでさえ気忙しくなる上に「クリスマスは何を食べようか」「年末はどうしよう」と、年の瀬まで残り少ない日々を、何を食べてやり過ごそうかと悩む。今年最後を飾る店は、アジア食材を巧みに組み合わせるシティーの人気店をご紹介したい。
この店があるフリンダース・レーンはメルボルン屈指のグルメ・ストリート。「キュムラス・インク」「スーパ...
それでも 恋 するメルボルン
地元ギリシャ人推薦、激うまスブラキを訪ねて
先日の夏日、メルボルンきってのグリーク・タウンであるオークリー(Oakleigh)へ出掛けた。道いっぱいにテーブル席が並び、ギリシャ語の新聞を読む老人や、ギリシャ語で会話に興じる人であふれ、きっと夏のアテネはこんな感じなのだろうと想像を掻き立てる。本日目指すのは、最高にうまいスブラキだ。
スブラキは串焼き肉をピタパン...
それでも 恋 するメルボルン
ハードウェア・レーンの名物「卵料理」
メルボルンもいよいよ春本番、暖かくなるにつれてカフェのテラス席に人が溢れるのも、この街の春の風物詩だ。中でも、シティーにあるハードウェア・レーンはテラス席がずらりと並ぶ、チャーミングな通り。ここでとりわけ人気なのが「ザ・ハードウェア・ソシエテ」という名のフランス風のカフェで、行列が目印と言っても良いぐらい平日でも人が並んで...
それでも 恋 するメルボルン
メルボルンのクロワッサン事情、おいしい店3選
今年もメルボルンが、英・エコノミスト誌がまとめた「世界一住みやすい街」に選ばれた。7年連続1位のニュースは住人にとっては嬉しい限りだが、住みやすさに比例してか、ここ数年の物価上昇率には驚かせられる。
特にパンやスイーツ系の値段に驚くのは私だけだろうか? 今回は、手間暇掛けて作られた値段に見合う本当においしいクロワッ...
それでも 恋 するメルボルン
身も心も温か!イタリアおばあちゃんの味
メルボルンの朝晩の冷え込みと激しい温度差が年々こたえるようになった。おいしい物を食べて滋養を付けるにも、「何を食べたいか」で必ず家族の意見が分かれる。子連れだと食事に行けるレストランは限られるため、大体にして満場一致で決まるのがイタリア料理だ。
土日は午後6時半には満席になることも。早めの時間帯に行くか4人以上は事前予...
それでも 恋 するメルボルン
町の小さなカフェのキノコ料理
メルボルンは冬木立が目に付くようになり、厚手のコートを着る日がめっきり増えた。この季節はカフェに出かけても、少しこっくりとした味が食べたくなるものだ。
フリンダース駅からサンドリンガム・ラインに乗ること15分、メルボルンの南東にあるバラクラーバ(Balaclava)は、第2次世界大戦以降にユダヤ人や東欧からの移民が多く移り住み、独...