ウクライナ・ロシア国境危機問題でロシア寄り
VIC州メルボルン市で開かれていたクアッド(日米豪印戦略対話」会談では、いくつかの議題に加えて中露の勢力拡大の問題も話し合われたが、ロシアの脅威を巡ってインドが他3国とは異論を表明、4か国の足並みが揃わなかった。
2月11日付ABC放送(電子版)が伝えた。
ウクライナでは、ロシアと親ロシア派がウクライナ東部の領土を支配し、ロシアに編入することを目指...
労働党ベガ選挙区を初獲得、自由党には敗北感漂う
2月12日付ABC放送(電子版)は、同日、ベガ、モナロ、ストラスフィールド、ウィロビーの4NSW州議会選挙区で実施された補欠選挙結果の速報を伝えている。
この選挙では、1988年に創設されて以来、労働党が獲得したことのない州南部海岸地域のベガ選挙区が初めて労働党の手に渡った。モナロは従来通り国民党、ストラスフィールドは労働党、ウィロビーは自由党と...
下院で労働党修正案、上院では審議拒否受け
2月10日付ABC放送(電子版)は、スコット・モリソンが選挙公約に掲げていた宗教差別法案(宗教の自由法案とも)の無期限棚上げを決定したと伝えている。
この法案は、宗教系学校で同性愛者や性転換者などLGBTIQ+と総称する人々が教員や生徒の場合に学校側のできることできないことを定めるものになる他、宗教教義に基づいた発言が差別になる場合の法的対応を定めるも...
豪政府の支援得られず、国内事業に見切り
QLD州ブリスベン市に本社を置くオーストラリア企業が、オーストラリア政府の支援が得られず、アメリカのジョー・バイデン大統領の提唱する電気自動車化に参加し、アメリカ国内に生産工場を設立することになった。
2月9日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
オーストラリアの電気自動車販売率は世界第18位で日本の第19位の真上にあるが1%...
連邦議事堂での男尊女卑風土謝罪の翌日に暴露
オーストラリア連邦議事堂内の男尊女卑の気風や女性に対する性犯罪が暴露されてきており、連邦議会に国民の厳しい眼が注がれている現在、2月8日にはスコット・モリソン連邦首相がこの問題で謝罪したが、議事堂内での性犯罪被害者として内部告発したグレース・テーム、ブリッタニー・ヒギンズ両氏がキャンベラのナショナル・プレス・クラブで講演し、「言葉はもう要らない。行動で...
教義に基づく性的指向差別合法化巡り対立
選挙戦でペンテコステ派信者であることを宣伝したスコット・モリソン連邦首相が公約に掲げた「宗教差別法」は、教義に基づく性的指向に対する差別を合法化するものとして、社会の各方面で法案支持派と反対派の大きな争点になっている。
連邦議会の新会期が始まった2月8日にも既にTAS州選出のブリジェット・アーチャー自由党議員が党の方針を押して法案反対を表明した。その他に...
NSW州会計検査院長、政府の助成金運用酷評
2月8日付ABC放送(電子版)は、グラディス・ベレジクリアン保守連合NSW州政権の地域振興助成金制度運用を調査していた州会計検査院長が、その報告書で同政権の助成金交付団体選定の作業が欠陥だらけで公正さを全く欠如していたと酷評したことを伝えている。
助成金申請が認められたプロジェクトについても申請を認めた理由がほとんど記録として残されていなかった。この...
都心・東部線の車両を借りての営業に
2月26日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、NSW州鉄道局の発表として、来週よりシドニー・ライト・レール・インナーウェスト線の運行を再開する計画を伝えている。
この運行再開には、スペイン製のインナーウェスト線車両とは互換性がないとされていた都心線・東部郊外線トラムのフランス製車両を借りることになった。
インナーウェスト線は2021年1...
元NSW州首相、自由党閣僚、今度は連邦副首相
先日、グラディス・ベレジクリアンNSW州首相(当時)と保守連合連邦政権閣僚と示唆される人物の間でやりとりされたとするテキスト・メッセージがTVジャーナリストによって公開され、双方が、スコット・モリソン連邦首相を、「とてもいやな人物」「まったく錯乱している」と評していた。
この怪文書リーク事件で、モリソン連邦首相直下のバーナビー・ジョイス連邦副首相は...
前NSW州首相と自由党閣僚との間の怪文書
2月1日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、グラディス・ベレジクリアン前NSW州首相と匿名の自由党政権閣僚との間の私的なテキスト・メッセージと称する怪文書が公開されたことを報じている。
怪文書は、スコット・モリソン連邦首相を、「完全に錯乱している」と呼び、「いやな、いやな人物」と評している。
ネットワーク10の政治レポーター、ピタ...