敗退後、サポーター席に向かい選手たちは頭を下げた
1月31日、豪州の初戴冠で熱戦の幕を下ろしたAFCアジア・カップ2015。まさかの日本の準々決勝での敗退はこの大会の最大の波乱となった。アジア王者として臨んで敗れた日本代表の今大会の戦いぶりを中心に、本紙特約記者の植松久隆が大会を振り返る。文=植松久隆(ライター/本紙特約記者)、写真=馬場一哉
日本、予期せぬ敗退
日本が、まさかまさか...
アジアカップ日本代表初戦、試合後選手コメント(取材:編集部)
試合後、サポーター席を向かう長谷部(撮影:馬場一哉)
■長谷部誠
ワールドカップで付き落とされ、今回アジアカップでも突き落とされました。アジアでも勝てないのかという気持ちに皆なると思います。最後までやりきったことのみ次につながるということを考えると、今回は結局負けているので、これを続けるのか、それとももっと違うやり方があるかもし...
内田篤人の代役をしっかりと務めた酒井高徳(写真は12日のパレスチナ戦より、以下同)
アジア・カップ2015が9日、ついに開幕した。地元豪州は2連勝の万全の態勢で既にグループ・リーグ突破を決めた。日本も格下のパレスチナを寄せ付けない白星発進。日豪プレスの読者のほとんどにとって理想的な“日豪戦“の決勝戦の実現なるか、本紙サッカー連載でお馴染みの植松久隆が大胆に予想する。文=植松久隆(ライター...
ピッチを後にする選手たち(撮影:馬場一哉)
アジア・カップの日本対アラブ首長国連邦(UAE)戦は23日、シドニー郊外のスタジアム・オーストラリアで行われ、1‐1で延長戦の末、PK戦に突入した。日本は1本目を蹴った本田と6人目の香川が外し、4-5で敗退。これにより日本は、1996年大会以来のアジア・カップ準々決勝敗退となり、2大会連続の優勝を逃した。
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20日、メルボルンで行われたアジア・カップ2015、グループ・リーグD組の日本対ヨルダン戦は日本が2-0勝利。3連勝で勝ち点9を積み上げて堂々のグループ・リーグ1位通過を決めた。
16日のブリスベンでのイラク戦と全く同じメンバーを先発させた日本は、試合の立ち上がりからキレのある動きを見せる。前半11分には、右サイドのタッチ・ラインぎりぎりから香川真司が上げたボールを乾貴...
白熱するAFCアジア・カップ。現在Dグループ首位に立つサッカー日本代表は20日、ヨルダンと対戦。この試合で引き分け以上となると、日本の決勝トーナメント進出が決定する。
日本がグループ・リーグ1位通過となった場合、23日の準々決勝観戦チケット(対UAE、8PMキック・オフ)を抽選で25組50人にプレゼント。会場はシドニーのスタジアム・オーストラリア(ANZ Stadium)。
応募期間...
ブリスベンは暑かった。日本代表がブリスベンの町に到着するのを待つかのように、気温と湿度はうなぎのぼり。試合当夜も、湿度は軽く80パーセントを超えていて、何をしなくてもじんわりと汗ばむくらいの蒸し暑さ。スタンドで見守る側がそうだったのだから、ピッチ上の選手が体感したものは推して知るべし。
実際、昨晩の気候は試合内容に大きく影響した。後半に入ると、日本とイラク両軍の選手たちの運動量は著し...
16日、ブリスベンで行われたアジアカップの日本対イラク戦は、日本が1-0で勝利。2連勝で勝ち点6を挙げてグループ首位に立った。
夜になっても高温多湿の厳しいコンディションの中で行われた試合は、前半21分に動いた。左サイドに切り込んだ乾貴士のパスを受けた香川が放ったシュートをイラクGKハッサンが阻む。弾きだされたボールが、ペナルティエリア内の本田圭佑に渡るとイラクの2人のDFがたまらず挟み込む形...
16日、サッカー日本代表はオーストラリア、ブリスベンで行われたアジア・カップ2015、グループ・リーグ第2節のイラク戦に臨み、1対0で勝利した。
前半開始から優勢に試合を運んでいた日本代表は23分に本田が倒されてPKを獲得。本田はそれを自ら決めて先制点を獲得。1点リードで折り返した後半、何度もチャンスを作りながら追加点は獲得できず1-0で辛勝。勝ち点を6に伸ばした日本がグループDで首位。ヨル...
アジアカップ日本代表初戦
試合後選手コメント
(取材:編集部)
■本田圭佑選手
「1点目が入っていなかったら結構苦労していたかもしれない。あの1点目で、チームとしてはいけるなと手ごたえを感じた。自分としてはまだまだこれから上がっていくという感じです。(開始早々の飛び出しに関して)ああいったシーンをどれだけ作れるかが、自分のコンディションを示すバロメーターになるので、それがまだ少ないと感じている...