オーストラリア、対中国強硬外交政策さらに拡大
VIC州政府は中国の「一帯一路」国際経済開発政策への参加を決めていたが、4月21日、連邦政府が、州政府と外国政府の間の独自の協力関係を規制する動きに出ている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
4月21日、マリス・ペイン外相は、「VIC州と外国政府の間の4件の協定を破棄した。そのうち2件は中国の一帯一路(BRI)協定に関するものだ」と発表している。...
アストラゼネカ・ワクチン血栓症問題で5万人が未接種
4月22日付ABC放送(電子版)は、NSW州政府のブラッド・ハザード保健相が、「州の医療従事者のアストラゼネカ・ワクチン接種予約が70%から80%減少した」と発表している。
全国で約80万人が同ワクチン接種を受けたが、そのうち3人が血小板減少症候群を伴う血栓症と診断され、2人は快復に向かっているが、1人は死亡した。いずれも50歳未満。4月初め...
低所得者が長年住んだ貸家から追い出される
QLD州南東部は人口移入も激しく、特にサンシャイン・コーストを中心とする地域では住宅価格も家賃も高騰し、低所得者が長年住んだ貸家からばかりか、その地域から出て行かざるを得なくなっている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
QLD州南東部は家賃も高く、空き室率は低く、その上、NSW州など南部の州から移入してくる人が多いため、地域によっては極端な住宅難が起...
ブルーマウンテン直通トンネル案に断
シドニーから大分水嶺を越えてバサースト方面に行く道路はカトゥーンバを抜けるグレート・ウェスタン・ハイウェイ、ベルズ・ライン・オブ・ロードしかなく、後は北のハンター・バレー回りか南のヤス回りということになる。しかし、グレート・ウェスタン・ハイウェイは休暇時や交通事故時にはあっという間に渋滞する。北を抜けるベルズ・ライン・オブ・ロードは道路も狭く峻険でしかもブッシ...
ただし、モリソンは圧倒的にアルバネージを引き離す
連邦政治は、保守連合政権が女性の地位の問題でかなり失敗してきたが、世論調査では全体としてはわずかに保守連合離れが進んだ程度に終わっている。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
SMH紙とエージ紙が調査会社Resolve Strategic社と実施した世論調査で、保守連合支持率は連邦総選挙時の41%から38%に下がって...
連邦の意思疎通の悪さに「透明性」要求の声
4月19日の全国閣僚会議で、連邦、州、準州の首相、主席大臣は、困難続きのコロナウイルス・ワクチン接種全国プログラムを一旦破棄し、新規編成する考えを話し合った。
一方、これまでも連邦政府の意思疎通の悪さが州政府や接種担当の医療従事者から指摘されることがあり、今回も、「接種プログラムの透明性」を求める声が上がっている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
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ヘラルド紙などの調査で中低所得者への打撃判明
メルボルン・エージ紙とシドニー・モーニング・ヘラルド紙の分析調査で、来年度から年収$126,000未満の中低所得者の所得税が跳ね上がることが判明している。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
両紙がBankwest Curtin Economics Research Centreに委託して行った調査で、議会で中低所得者の...
接種計画促進に向けて全国閣僚会議が検討
現在、コロナウイルス・ワクチン接種の1bカテゴリーは70歳以上になっており、70歳未満は優先カテゴリーで最後になっているが、国内の接種計画を促進するため、スコット・モリソン連邦首相は、4月19日の全国閣僚会議では、1bカテゴリーを50歳以上にまで引き下げ、アストラゼネカ・ワクチン接種を促進することも議題として話し合った。
ABC放送(電子版)が伝えた。
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血栓症不安で高齢者を中心に接種取消相次ぐ
アストラゼネカ・ワクチン接種後に3人が血栓症を発症し、1人が死亡したことで豪医薬品管理局(TGA)が、ワクチンと血栓症の間の因果関係が濃厚と発表し、専門家パネルが、「50歳未満にはアストラゼネカ・ワクチンを避けるように」と発表したことで、国民の間に動揺が広がっており、大勢の高齢者が接種予約を取り消している。
4月19日、国民の間の動揺を懸念するグラディ...
モリソン連邦首相、mRNAワクチン研究支援発言
スコット・モリソン連邦首相は、現在と将来のパンデミックと闘うため、次世代ワクチンと呼ばれるmRNAタイプのワクチンの国内研究開発を政府が支援する考えを明らかにした。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
コロナウイルス・ワクチン研究開発を短時日のうちに成し遂げたmRNA技術は、多くの人命を救うことになり、また、突然変異に...