連邦主席医務官が政府と距離置く発言
5月3日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、「連邦政府に対して、インドのコロナウイルス蔓延状況を考慮し、インドからの帰国者を規制することが必要と考えていると答申したが、規制をすり抜けてインドからオーストラリアに帰国した者を懲役や科料で処罰するよう勧めたことはない」との談話を報道した。
ケリー主席医務官は、国内衛生諮問グループ「Austra...
NSW州政府、ブルーマウンテン越えの隘路解消案
テスラ社のエロン・マスクは突飛な案を考え出すことでよく知られており、その一つがブルーマウンテンのペンリスからリスゴーまで特殊なトンネル輸送路をつくり、一般車を高速輸送する案を打ち上げていた。マスク氏は総工費500億ドルとしていたが、専門家は、「実際にはその10倍から50倍程度かかる」と否定的だった。
一方、NSW州政府が調査を依頼した通常のブルー...
連邦労働党は、「政府はチャンスを逃した」と批判
5月2日付ABC放送(電子版)は、連邦政府のジョッシュ・フライデンバーグ財相が17億ドルの保育費補助パッケージを発表したと伝えている。
保守連合連邦政府は、このパッケージが主として年所得15万ドル未満の世帯の援助を主眼としていると発表しているが、受給資格の所得上限撤廃も盛り込まれている。
また、2人以上の子供を保育所に入れている世帯の補助率も引...
州首相の望みの「圧倒的多数派議席」は得られず
ピーター・ガットウェインTAS州自由党政権の抜き打ち解散で5月1日に行われた州議会選挙は事前投票、郵便投票の開票やプレファレンス票配分前の段階で自由党は25議席中12議席、未定議席3議席となっている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
労働党は8議席、緑の党は2議席となっており、1日夜にはガットウェイン自由党州首相が勝利を宣言した。
自由党は未確...
コロナウイルス新陽性者ゼロ
5月1日、WA州のパースではホテル隔離者からの感染で3人のコロナウイルス市中感染者が出たと発表され、パースが再びロックダウンに入るかと危ぶまれた。
しかし、翌日には市中感染の新陽性者はゼロにとどまっており、パース市のロックダウンはひとまず避けられた。
ABC放送(電子版)が伝えた。
マーク・マクガワンWA州首相がパース市のロックダウンはないと言明したが、屋内でも...
豪医薬品管理局(TGA)が見解発表
4月29日、男性2人がアストラゼネカ・ワクチン接種後に血栓症で死亡したことが報道されたが、同日夕刻には豪医薬品管理局(TGA)が、「NSW州で発生した2人の血栓症死亡患者とアストラゼネカ・ワクチンとの関係を示す証拠が見当たらない」と発表している。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
また、TGAは、「メディアも国民も安易に血栓症と...
ブリスベンの公営住宅で障害者スペース削除
ブリスベンの公営高層住宅の駐車場に4台分あった屋根付きの障害者専用駐車スペースが住民の「障害者専用駐車スペースは健常者差別」の苦情で削除されるというできごとが報道されている。
4月29日付ABC放送(電子版)が伝えた。
車椅子の住民は、「誰かの苦情を受けて住宅省職員がウォーター・ジェットで障害者専用スペースを示す青色の車椅子路面標識を消した」と語って...
設置世帯の売電に電力会社が経費請求
一般世帯はソーラー・パネルをグリッドに接続し、昼間の電力使用量が少なく、発電量の多い時間帯にグリッドに電力を売り、夜間の電力使用量が多い時にグリッドから電力を買うのが普通だが、電力会社はソーラー・パネルから送られてくる変動の激しい電力を基準の質に保つために設備に投資しなければならない、との理由で世帯のソーラー・パネルに対して接続料金を請求する案を以前から打ち出...
「ただし50歳以上はひとまずGPに相談」と州政府
NSW州政府は、シドニー・オリンピック・パークに大規模コロナウイルス・ワクチン接種ハブ(センター)を開設する計画を最終的に明らかにしたが、当初は第1カテゴリーを対象にする。
4月28日付ABC放送(電子版)が伝えた。
グラディス・ベレジクリアン州首相は、「ホームブッシュ接種ハブは5月10日に開所する。600万州民のワクチン接種を1日も早く達成...
新疆産棉花輸入禁止の連邦上院議員法案
連邦上院議員が中国の新疆ウイグル自治区産の棉花の輸入を禁止する法案を提出、国内のウイグル系国民もこの法案支持の意思を発表している。
4月27日付ABC放送(電子版)が伝えた。
新疆ウイグル自治区の棉花の生産量は世界の総量の20%を占めると言われているが、中国大陸北西部の新疆地域では中国政府のウイグル人弾圧が進行しており、ウイグル人が棉花の生産に強制労働で...