年末年始に備えて未接種者の動きに制限も
12月17日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、年末年始のフェスティブ・シーズンに向かってコロナウイルス・オミクロン株の感染が急上昇するとの予測で、QLD州では12月18日よりマスク着用義務が再導入される他、未接種者の移動を制限する動きも同時に発足する、と伝えている。
QLD州のジョン・ジェラード主席医務官は、年末年始に向けてQLD州...
連邦のポール・ケリー主席医務官が発言
コロナウイルスの新型オミクロン株がNSW州内で既に定着し、他の州でも徐々にオミクロン株感染者が増えている状況で、12月16日、連邦政府のポール・ケリー主席医務官は、「デルタ株には2回接種だったが、オミクロン株相手ならブースター接種が必要」と発言している。
同16日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
ただし、ケリー主席医務官は、...
入国後24時間以内のPCR検査で陰性判定が条件
12月16日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、NSW、VIC両州政府の共同発表として、国際線入国者の72時間隔離が不要になることを伝えている。
ドミニク・ペロテイNSW州首相とジェームズ・マーリノVIC州首相代理の共同声明で、12月21日より、NSW、VIC両州の国際空港に到着する国際線フライトの完全接種済み搭乗客と乗務員は...
接種者・未接種者の区別も大幅停止
NSW州政府は、これまでしばらく続けられていたコロナウイルス・ワクチン接種者と未接種者との間の規制緩和の差別待遇を12月15日で停止した。
12月15日付ABC放送(電子版)が伝えた。
マスク着用義務の他、商業施設その他の入り口でのQRコード・チェックイン・チェックアウトも大幅緩和され、それに伴い、感染者との濃厚接触者と指定された場合の7日間の自宅隔離も解除...
コロナウイルス規制解除後の州社会オミクロン株蔓延
12月16日付ABC放送(電子版)によると、シドニーのNSW大学学者のモデリング研究で、現在のコロナウイルス規制緩和で1月頃には1日あたりの新感染者発生数は1日25,000人に上るだろうと予測し、これは世界的な傾向と一致するとしており。なお、報告執筆者は、「このモデリング結果は暫定的なもので、ブースター接種などの要因は考慮していない」と述べている...
政府のマスク着用義務解除とオミクロン・アウトブレークに
NSW州ではコロナウイルス社会規制が大幅に緩和されるとパブやナイトクラブ、ハーバー・クルーズなどの大群衆を介して新型のオミクロン株が爆発的に広がっている。これに対して州政府は「規制緩和は計画通り続ける。マスク着用も一部の条件を除いて着用義務を解除する」と発表しているが、ケリー・チャント主席医務官が、「従来通りマスク着用を続けてもらいたい」と...
複数イベントがオミクロン株スーパー・スプレッダーに
12月14日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、コロナウイルス・ロックダウンが解除されたNSW州で、ハーバー・クルーズ・パーティやニューカッスルのナイトクラブ・パーティなどがスーパー・スプレッダーになり、オミクロン株を含めて感染者が急増していると報じている。
12月13日午後8時までの24時間に新たに804人がコロナウイル...
QLD州新主席医務官が州境閉鎖解除で見通し語る
12月13日付ABC放送(電子版)は、12月13日午前1時を期してQLD州が州境閉鎖を解除したのに伴い、QLD州政府のジョン・ジェラード新主席医務官の発言として、「今後、州内各地で飛び火するようにコロナウイルス感染クラスターが現れるだろうが、患者が病院に殺到するようなことにはならないと思う」と伝えている。
さらに、「保健当局も個々の患者の発生にそ...
監督官庁の承認受けてVIC州の施設で年産1億用量
12月14日付SBS Newsは、オーストラリア政府が、2024年までにVIC州の施設でmRNAワクチンの量産を開始すると発表した。
現在計画されている施設の規模は、監督官庁の承認と認可がおりれば年間1億用量生産能力を持つほどになり、将来のパンデミックに対してもオーストラリア全土を防衛することができるようになる。
12月14日に発表されたmR...
ニューカッスルのナイトクラブで84人がオミクロン感染
12月13日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、12月12日午後8時までの24時間に536人がコロナウイルス陽性と判定されたことを伝えている。
また、12月8日夜にニューカッスル市のアーガイル・ハウス・ナイトクラブに入った1人がシドニー・ハーバーのパーティ・クルーズにも参加しており、その後のゲノム解析でオミクロン株感染と...